動物の謝肉祭

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サンサーンス(Carles Camille Saint-Saens)作曲「動物の謝肉祭」を、知ら ない方は少ないでしょう。小学校か中学校の音楽の時間でまず取り上げられ ていますし「白鳥」のメロディーはあまりにも有名です。

ちなみに、ミー・ラシドレミー・ドミー・ドミー、というのはチャイコフス キーの「白鳥の湖」の方で、サンサーンスの「白鳥」はドーシーミー・ラー ソードー・レーーーミファー・ラシドレミファソラシ・ミーーーーの方です。

サンサーンスがどこだかに旅行に来ていてちょうどカーニバルが始まったの で、ふと思いついて、いろいろな動物が謝肉祭に戯れる様子を楽しく曲にし てみたと言われています。

この組曲中の上記にも書いた「白鳥」はバレエファンの間では「瀕死の白鳥」 (The Dying Swan)というタイトルでも知られています。

ミハイル・フォーキンが何気なくマンドリンでこの「白鳥」のメロディーを 弾いていた時、突然思い付いて、アンナ・パヴロヴァのために振り付けを作 りました。そして、「瀕死の白鳥」といえばアンナ・パヴロヴァ、アンナ・ パヴロヴァといえば「瀕死の白鳥」といわれるほどのヒットになりました。

「瀕死の白鳥」というのは、このサンサーンスの「白鳥」の旋律の乗りなが ら、バレリーナが、一羽の白鳥が怪我をして飛べなくなり、もがいて、やが て死んでしまうまでを表現するというものです。短い曲だけに集中力も必要 ですし、そのバレリーナの表現力と情緒性を試される小品です。

パヴロヴァは胸の所に赤い血のような色を付けた衣装を着て踊ったそうです。

その後ガリーナ・ウラノヴァ、マイヤ・プリセツカヤなどもこれを得意にし ていたようです。プリセツカヤはかなり元気な白鳥だったそうですが、残念 ながら私は未見です。


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