釈迦の誕生関連説話

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お釈迦様ことスィダルタ王子のお母さんはマーヤ夫人です。釈迦の父のスッドーダナとは従妹にあたります。この家は代々従妹と結婚する、いわゆる交叉従妹婚制により血が濃くなるのを防いでいたようです。スィダルタ王子も後に自分の従妹のヤソーダラと結婚します。

マーヤ夫人は白い象が体の中に入る夢をみて妊娠したといいます。やがて臨月が近づいていたので実家に里帰りする途中、ルンビニー園で休憩をとっていました。その時アショーカ樹(サーラ樹)の花が満開で、マーヤ夫人はその花を一つ取ろうとして右手を伸ばしました。その時突然お釈迦様はマーヤ夫人の右の脇腹から生まれました。

この時神々は偉大なる王の誕生を祝して天から花の雨を降らせました。そして二頭の竜が産湯用に暖かい水と冷たい水の二条の水を注ぎ、最初に梵天(ブラフマー)が王子を受け止め、四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)に抱かれて、従者たちがささげる黄麻の産着にくるまれました。

そして神々や人々が感激のあまり香を焚き、たくさんの花を捧げる中、生まれたての王子は立ち上がって東南西北を順に見回し、北に向かって7歩歩いて右手を上にあげ左手を下に向けて天と地を指し示し、「天上天下唯我独尊(天の上にも下にも私より優れた者はいない)」と言いました。


キリストは紀元前後に生まれたのでまだ東方三博士の礼拝程度で済みましたが、そのキリストより更に400年も前のシャカになるとこれほど神秘化されてしまった訳です。もっともキリスト教でもキリストはマリアの処女懐胎で生まれたことにされ、マリアは更に父母がキスしただけでできた子供で、天使が運んできた食べ物で育ったなどということにされましたから、似たようなものかも知れません。

「天上天下唯我独尊」は実はスィダルタ王子が生まれた時ではなく悟りを開いてから最初に伝道をした時に語った言葉です。最初の説法でしたからまだ自分の思想をうまくひとに説明することが出来ず、あせってこんなことを言ってしまい、相手の男(ウパカ)はスィダルタを行っちゃってる人かと思って呆れて去っていきました。

上記の説話から、この日に誕生仏をたくさんの花で飾り、頭からお茶をかけるという由来は分かりますね(^_^)

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