神無月特集(12) 古事記の構成

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さて、日本神話の原典ともいうべき古事記ですが、これは上中下3巻に別れ ています。その構成は次の通りです。

上巻:神代 中巻:神武天皇から応神天皇まで 下巻:仁徳天皇から推古天皇まで

要するに、上巻は神話の時代、中巻は伝説の時代、下巻は歴史の時代、とい う区切りになっています。古事記の編者が応神天皇と仁徳天皇の間に境界線 を引いたのは、やはり当時も、そのあたりからは史実であろうと考えたから でしょう。実際には現代の歴史学者の見解としては、応神天皇からが歴史時 代に入るとしています。

中巻の前半の中心は「初めて国を治めた天皇」と日本書紀に書かれた崇神天 皇です。その兄弟に、超重要人物・日子坐(ひこいます)王がいます。

後半の中心は、景行天皇の皇子ヤマトタケル尊と、次の世代の神功皇后。神 功皇后はヤマトタケルの嫁に当たり、また上記、日子坐の子孫にも当たりま す。皇子天皇はこの神功皇后の子で、有名な仁徳天皇の父に当たります。
(仁徳天皇と応神天皇は同一人物という説も根強い)

また、この応神天皇は八幡神の本体とみなされており、神功皇后は九州に多 くの伝説が残っていて、香椎宮・宮地嶽神社といった神功皇后をお祭りする 神社があります。またヤマトタケルが使っていた神剣(草薙の剣)は名古屋 の熱田神宮にお祭りされており、皇室の三種の神器のひとつになっています。
これは元は素戔嗚尊が八股大蛇の尾から得た天叢雲剣であるとされているも のです。



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