神無月特集(19) 竹生島の起源

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この話は近江国風土記逸文(帝王編年紀)に見られます。

伊吹山(琵琶湖北東部)の神は多々美比古といい、姉は久恵の峰の比佐志比 女、姪が浅井の岡の神・浅井比羊であった。

ある時、伊吹の神と浅井の女神が背比べをした。その時、浅井の女神が急に 背が伸びた。すると伊吹の神は「ずるいぞ」といって怒り、浅井の女神の頭 を切り落としてしまった。

その頭が琵琶湖に落ちて出来たのが竹生島である。


どうも、伊吹の神というのは荒ぶる神のようです。ヤマトタケルのエピソー ドもありますし、この山で育った伊吹童子などというのもいます。

この風土記のエピソードがあるため、現在、日本三大弁天のひとつに数えら れている竹生島の都久夫須麻(つくぶすま−ちくぶしまの訛り?)神社の御 祭神は浅井姫命とされています。

この神の元の居場所の「浅井」ですが、元々近江国のこの琵琶湖北岸付近に 浅井郡・浅井庄があったようで、現在の浅井町や西浅井町もその付近なので はないかと思われます。この地の出身の浅井長政の娘が、豊臣秀吉の愛妾・ 淀君であることは有名です。この近辺で浅井姫をお祀りする神社などないか なと思って探しているのですが、まだ見つかっていません。

なお、久恵の峰というのは多分この近くの高い峰だと思うのですが、よく分 かりません。

(伊吹山のそばの浅井町の付近か?)



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