発明の日(4.18)

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発明の日(4.18)

4月18日は「発明の日」です。これは明治18年のこの日に「専売特許条例」が公布されて発明の権利の保護と発明の奨励が行われるようになったことを記念して昭和29年に定められたものです。また、この日を含む一週間は「科学技術週間」とされています。こちらは昭和35年に定められました。

かつての柳家金五郎氏や最近の中松義郎氏など発明好き・発明が趣味という人は世の中に多数いて、特許庁には毎日多数の特許や実用新案の申請がなされています。以前特許審査事務をしている知人から聞いた話では年間の特許申請数は50万件だそうです。1日平均にすると1400件の申請が全国から寄せられていることになり、これがハイテク日本を下から支えている訳です。

特許や実用新案の目的は工業振興にあります。もの凄いことを思いついた人には特許を与えて15年間その権利を独占させる代わりに、その内容を公開してもらい、広く一般の人がその技術を有料で利用できるようにして、国全体の技術のレベルアップを図る訳です。

ですから誰かが特許を持っているからといってそれを回避する必要はなく、その権利者と交渉して特許使用料を払って良質な製品を作るとともに、それよりももっと凄いものを考案して新たな特許を申請する、また権利者も法外な使用料を要求せずに自分の技術の普及を図る、というのが日本の特許行政の考え方にあった思考といえます。

ですから実際には特許をとっても、それが本当に有用な技術であれば15年間の特許期限切れまでそれが有効であり続けるのは異常であり、誰かがもっと凄い物を思いついて自分にとって替わられる前に、自分ももっと凄いものを考案して、新たな特許を取るというのが、発明家の王道といえます。

なお、この特許申請の審査事務をする人の数が絶対的に不足しているそうです。基本的には申請の様式に問題がないかということと過去の特許や論文のデータベースを検索して類似のものがなかったかをチェックする作業なのだそうですが、だいたい毎週土日をつぶして仕事をすればやっていける作業量だそうですからその分野の専門知識さえあれば通常の勤務とも両立できると思いますし、興味のある方は特許庁に問い合わせてみるとよいかと思います。


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