ヨーヨーの日(4.04)

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ヨーヨーの日(4.04)

実はヨーヨーの日というのは2種類あります。ひとつがこの語呂合わせで4月4日となったもので、これを定めたのは最近ハイパーヨーヨーをヒットさせたバンダイです。もうひとつはそれ以前からあったもので、ヨーヨーをアメリカで普及させたDonald F. Duncan(1892.6.6-1971.5.15)の誕生日にちなみ6月6日とするものです。

ヨーヨーは元々は遙か昔に狩猟用具として生まれたもののようですが、やがて世界各地でその小型のものをおもちゃとして使うようになっていったようです。ヨーヨーという言葉自体はタグログ語で「戻ってくるもの」という意味だそうです。しかし現在につながるブームができたのはアメリカでした。

1866年にHaven and Hettrickがヨーヨー(当時はbandalore)の特許を取得していますので、その頃から一部では使われていたようです。1904年にはセントルイスのワールドフェアで鉄製のbandaloreが販売されています。

1923年、フィリピン系移民のPedro Floresという人がフィリピン伝来の作り方でヨーヨーを制作して販売を始めました。この時のヨーヨーは木を削ってあの形にするものでした。1928年にはサンタ・バーバラに工場を作って本格的な生産を始めます。

そのころまでのヨーヨーは今で言うアタッチ・ストリング型でした。つまり紐が軸に固定されていますので、簡単に戻って来はしますが、空回りさせて「犬の散歩(Walk the Dog)」などをすることはできません。しかしFloresのヨーヨーはスリップ・ストリング型といい、紐は軸に輪状にまきつけてあるだけなので空回りさせて色々な技(トリックという)をさせることができました。

ちなみに昭和30年代生まれの私が子供の頃遊んでいたヨーヨーもアタッチ型です。当時スリップ・ストリング型を持っている子は近所におらず、テレビでそれを初めてみたのは1970年代になってからだったと思います。

さて、このFloresが自社のヨーヨーで様々なトリックをしているのを見て感動したのが Donald F. Duncanでした。彼はこのおもちゃの将来性を見抜き、1930年、Floresの会社を買い取り、全米に大々的に宣伝しはじめます。そしてヨーヨーはこの時期から1960年代までどんどん売れ続け、当時の全米の子供の数よりも多く売れたといわれます。

Duncan社は初め木製(楓)でFlores式のヨーヨーを生産していましたが、1932年には金属部分を加えていわゆるホィッスルタイプの音が出るヨーヨーを開発。そして1954年にはプラスチック製の軽いヨーヨーを販売しました。

Duncan社はYo-Yoを自社の登録商標にしていましたので、他の会社は別の名前でこの商品を販売せざるをえませんでした。そこで何とかYo-Yoの名前を使いたい各社は裁判所にYo-Yoの登録商標としての権利を取り消すよう求める訴訟を起こします。この裁判は1965年に決着が付きDuncan側が敗訴。Yo-Yoはこの時点から普通名詞として誰でも自由に使えるようになりました。

しかしこの結果Duncanの販売成績は落ち始め経営が行き詰まります。会社はいくつかに分割されて買収され、その中でDuncanブランドを買い取ったのは同社のプラスチック製ヨーヨーの製造を行なっていたFlambeau社でした。

日本には1930年代にはアメリカから輸入されて話題になっていたようですが最近では1967年に森永コーラスの景品としてヨーヨーが提供されブームが起きたとされます。私がヨーヨーで遊んでいたのもひょっとしたらこの時期かも知れませんが、もう少し前1965年頃だったような気もします。

次のブームは1970年代前半で、コーヨー社が「アメリカン・ヨーヨー」の名前でブームを仕掛けました。この時の子供たちの間での人気のすさまじさは記憶がかすかにありますが、地方ではこの「アメリカン・ヨーヨー」は入手困難でした。クラスの中でこれを入手した人は2〜3人しかいなかったと思います。これはスリップストリング型です。

次のブームは1976〜1980年頃で、コカコーラのキャンペーンでブームが起きました。このコカコーラのヨーヨーは私も1個入手して、初めて空回りを体験し感動しました。

1985〜1986年にはテレビで「スケバン刑事」が放送され、麻宮サキ(初代=斉藤由貴,2代目=南野陽子,3代目=浅香唯)の華麗なヨーヨーの技(特に南野)が披露されますと、これに刺激されてまたブームが起きました。この時期オートリターン型のヨーヨーが開発されています。

そして1990年代に入ると、ヨーヨーはボールベアリング内蔵など更にハイテク化し、バンダイが中心になったハイパーヨーヨーのブームが起きて、1998年にはJYYA(Japan Yo-Yo Association)が設立され公認のトリックなども定められ、多くの競技会が開催されるようになりました。

関連サイトDuncan http://www.yo-yo.comHyper Yo-Yo http://www.bandai.co.jp/yoyo/JYYA http://jyya.channel.or.jp/


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