投資の日(10.4)

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10月4日は語呂合わせで「投資の日」です。日本証券業協会が定めました。

現在は長引く不況を背景とした超低金利時代。定期預金の金利は都市銀行の大口定期でも1年ものが0.03%で、1億円預けていても年間3万円しか利子が付かないというとんでもない状態です(税引き後2万4千円)。この状況の中で景気が上向き掛けて株価が上昇する気配を見せていることと、来年4月1日からペイオフが解禁されて銀行が倒産した場合、預金は1人1000万円までしか保護されなくなることから、銀行に置いていた資金を投資に回す人たちが急増しています。これがまた株式市場の活性化→株価上昇につながっています。

ここで投資をするといっても、大きく分けて3種類の形態があります。(1)株式  (2)公社債  (3)投資信託  です。これ以外の分野は素人は手を出すべきではありません。

(1)株式は株式会社の資本金を出資した証書で、会社が利益を出すと証書1枚あたり何円という形で「配当」を出すことで価値が生じ、証券市場で売買がなされるものです。会社の業績が上がれば価値が高まり、業績が下がれば価値は下がりますが、会社の先行きを見越した思惑的な売買がなされるため、株価の上がり下がりの状況自体がその会社の実力の予測状況を表します。そのため株式市場をウォッチングすることは、日本の企業の状況を把握するのに良い面もあります。

(2)公社債とは、公共債と社債を合わせていったもので、国や自治体、大会社などが発行した債券を購入したり、また市場で売買するものです。代表的なものは国が発行する国債で、先月販売された個人向け国債などは変動金利でひじょうに金利が良いため、今まで投資に興味の無かった人たちもこれを期に証券会社に口座を作って購入したりした人も多数いるようです。

(3)投資信託は最も一般向けの金融商品です。株式のように毎日株価の上下を眺めたりすることなく、お金を出しさえすれば、それをもとに信託会社の専任の運営者が株式・債権・短期金融商品など様々なものに投資して利益を出してくれます。銀行の定期預金に比べればリスクが高く最悪元本割れの危険もありますが、一般には定期預金よりは良い率の収益を得られることが多いです。

また最近はデイトレードをする人たちも随分増えました。特に市場の開いている昼間にパソコンの前に張り付いておくことのできる主婦のデイトレーダーは現在かなり急増しているようです。

普通株式投資というのは、株を安くなっている時に買って高くなっている時に売るか(キャピタル・ゲイン)、ずっと保持していて配当や株主優待などを狙うか(インカムゲイン)なのですが、デイトレードというのは株価の変動の激しい株を1日の内で安い時間帯に買い、高い時間帯に売って、その1日だけの価格変動で利益を出そうというものです。例えば最近投機的な売買がされている某お菓子屋さんの株では、1日に50円くらいの値動きがある場合があります。これを1万株単位(金額としては250万円くらい)で上手に売買できれば1日で50万円の利益を上げることができます。またデイトレードは買った株はその日のうちに売り切るので、所持している株券が会社の倒産などで紙屑になるような危険がなく、そのため普通の取引より安全、などと主張する人もいますが。。。。

1日で50万円儲けられる日があるということは失敗すると1日で50万円失う場合もあるということですから、ほとんどギャンブルのようなものです。あまりお勧めできるものではありません。実際デイトレードで利益を出している人はデイトレーダーの中でも1割に満たないといいます。


(2004-10-03)

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