エレベータの日(11.10)

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エレベータの日(11.10)

11月10日はエレベータの日です。これは1890年(明治23年)のこの日、東京浅草に、日本初の電動式エレベータを装備した凌雲閣(通称「12階」)がオープンしたことを記念したものです。

1990年にその百周年を記念して、日本エレベータ協会が制定しました(1979年制定という説もある。どちらが本当だろう??)

この浅草12階は当時、文明開化の象徴として広く国民に親しまれ、連日見物客が訪れていました。恐らくカルチャーショックとしては、昭和33年にみんなが東京タワーを見た時以上のショックがあったのではないかと思われます。その時、見物客が上の階に行くのに、この電動エレベータに乗ったのです。

そして、ご存じのようにこの「12階」は関東大震災で崩壊し、その後再建はされませんでした。

「電動式でない」エレベータとしては、それ以前、江戸時代に手動式、つまり井戸の水を汲み上げるバケツのような方式のものが、上の階に荷物を運ぶために使用されていました。現在食堂・旅館や病院などで、食事や医療器具などを運ぶのに使っているような小型エレベータです。これは例えば、水戸の偕楽園などに当時の物が今も残っています。この方式のものは最も古い記録としてはBC3世紀にローマで使用された例もあるそうです。現代風のエレベータが発達したのは19世紀になってからです。

1835年 イギリスで蒸気機関を使用したエレベータが発明される。 1845年 ウィリアム・トンプソンが水圧式エレベータを発明。 1852年 エリーシャ・オーチスがワイヤが切れた時の非常停止装置を発明。     翌年オーチスはエレベータの製造会社 Otis Brothers & Company     設立 ( http://www.otis.com ) 1853年 フロスト・ストラトがワイヤの相手側にカウンタバランスを付ける ことを考案。大重量用エレベータの道が開かれる。 1857年 上記オーチスが初の人間用エレベータを開発。 1859年 シーバーガーがエスカレーターを発明。(1910年に権利をオーチスに売却) 1880年 ドイツのシーメンスハルスケ社が電動エレベータを開発。 1889年 オーチス社製のエレベータを装備したエッフェル塔が建設される。

上記の年表にも書きましたが、現代のエレベータには非常停止装置が付いていますので、万一エレベータを吊っているワイヤーが切れても安い怪奇小説みたいにそのままエレベータが落下してしまうようなことはありません。

エレベータはワイヤだけでぶらさがっているのではなく、レールに沿って動いていますので、レールとの相対速度が一定以上になると、レールがエレベータを止めてしまうようになっています。更にはエレベータの通路の一番下にはクッションがありますので、下の地面に激突しても、衝撃はかなり小さいとのことです。

(とは言われても古いエレベータって、あまり乗りたくないですね。ビルが古くてもエレベータがしっかりメンテされていればもちろん問題無しですが^^)

エレベータの父ともいうべきオーチスは当時みんなが見ている前で自ら自作のエレベータに乗り、ワイヤーをわざと切らせたそうです。これは販売の為のデモンストレーションとしては、強烈なものであったと思われます。

オーチス社のエレベータ・エスカレータは現在でも世界の2割のシェアを持つとのことです。(日光の華厳の滝のエレベータはオーチス製)


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