鹿島神宮祭頭祭(3.9)

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鹿島神宮祭頭祭(3.9)

毎年3月9日には茨城県の鹿島神宮で、祭頭祭(さいとうさい)が行われます。

これは7〜10世紀に九州防衛のためにおもむいた防人(さきもり)たちの出発の際の道中安全を祈り、帰着の際の無事のお祝いをしたことにちなんだものと言われています。

毎年当番の町から300〜500人が参加、当番町内の子供から選ばれた大総督を先頭に、色彩豊かな衣装に身をまとい、鉢巻きや五色のたすきを掛けた若者や子供たちが2mの樫の棒を持って行列を作り境内に向かいます。そして何人かずつ輪になり、太鼓の音に合わせて棒をうちならし、「イヤーホエ鹿島の豊竹トホヨトヤ」とはやしたてます。

関東地方に春をつげる祭の一つです。

鹿島神宮のある鹿嶋市(鹿島市ではない。鹿島市は佐賀県)はJリーグのアントラーズの本拠地です。この小さな町を本拠地とするサッカーチームがJリーグ発足の年にその一員となった時は「Jリーグのお荷物か?」とまで言われたものですが、その最初の年の第一ステージでいきなり優勝。その後も常勝チームとしてJリーグの牽引車となっています。その年の最高のチームを決めるゼロックス杯でも96〜98年に三連覇しています。

防人の制度は白村江(はくすきのえ)の戦い(663.8.27)で日本が唐・新羅の連合軍に大敗した後、万一唐がその勢いをかって日本に攻めて来た時のための防衛隊として設けられたものです。

全国から人を集めて3年の任期で仕事に当たらせましたが、奈良時代以降は東国からだけ調達されるようになりました。

むろん旅費が出る訳でもなければ労働力を取られることに対する補償があるわけでもなく、また道中も今のように安全な訳でもなく、任命された人たちの悲哀が多くの「防人歌」として万葉集に多数収録されています。

  この川に朝菜洗ふ子 汝も吾も同年児をぞ持てる いで子賜りにわが妻はいたく恋ひらし 呑む水に影さへ見えて よに忘られず畏きや 御言かがふり明日ゆりや かえが妹たねを妹なしにして霞ふり鹿島の神を祈りつつ 皇御軍にわれは来にしを


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