京都葵祭り(5.15)

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京都葵祭り(5.15)

さて、お祭り3連発。今日は葵祭にしましょう。

今年(1999年)も5月15日には京都の三大祭りの一つ「葵祭」が行われます。関連行事は3日から既に始まっています。

京都の三大祭(時代祭・祇園祭・葵祭)の中では最も歴史の古いもので、「賀茂の祭」ともいい、上賀茂神社・下鴨神社の例祭です。元々は旧暦4月の2回目の酉の日に行われていました。

元々は欽明天皇の時代(540-571)に暴風雨が続いた時、神様のお告げがあって、鈴を付けた馬に勅使をのせて賀茂神社の境内を走らせたところ風雨が静まったという故事に基づいて始まったものです。その後、馬を走らせる行事と行列の行事が分離し、後者が葵祭になります。「葵祭」の名は行列に参加する牛車などに厄除けの葵の模様を付けることに由来します。なお、馬を走らせる方の行事は流鏑馬として、現在は5月3日に行われており、これが葵祭りのスタートとなっています。

祭の日程はそのあと4日が斎王代の御禊儀(みそぎのぎ)、5日に歩射神事、12日が神霊を迎える御蔭祭(みかげまつり)、続いてその深夜に御阿礼神事(みあれしんじ)があって、15日の葵祭につながります。

葵祭りは、宮中儀・路頭儀・社頭儀の3つに分かれていますが、現在宮中儀は省略され、大行列が行われる路頭儀と、下鴨・上賀茂両社に行列が着いた時に行われる社頭儀のみが行われています。

葵祭りのシンボルである路頭儀の大行列は長さ1キロにも及ぶもので、次の列で構成されています。

第1列 検非違使・山城使 第2列 御幣櫃・馬寮使・牛車 第3列 舞人・近衛使 第4列 陪従・内蔵使 斎王列 斎王・女人

行列のヒロイン斎王は現在は京都在住の女性が祭の時だけ選ばれて斎王代になることになっており、今年は東山区の吉田さんです。既に4日の御禊儀を立派に務めあげています。

上賀茂神社・下鴨神社は距離は離れていても二つで一つのようなもので、合わせて「賀茂神社」と呼ばれています。通称上賀茂神社こと賀茂別雷神社は御祭神が別雷(わけいかづち)大神、通称下鴨神社こと賀茂御祖神社は御祭神が玉依姫で、下鴨神社の御祭神が上賀茂神社の御祭神のお母さんになります。

この神社は、福岡の志賀島を本拠地とし長野県の安曇野まで勢力を持った古代の有力氏族・安曇一族の系統の神社と言われています。奈良時代には既に伊勢神宮・石清水八幡宮と並ぶ日本三大社として信仰されていました。この神社の神官の賀茂・鴨一族は陰陽道宗家の賀茂氏とも関連があるようです。

源氏物語の「葵」の帖では光源氏の正妻の葵の上の車と愛人の六条御息所の車がぶつかり、どちらの随員も飲んでいることもあって喧嘩になってしまいます。当の源氏はその行列の日には出かけず、祭の当日に若い紫の上を伴って見物に出かけます。(全くなんて奴でしょうね...)


(1999-05-14)

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