↑ ハロウィン(10.31)
ハロウィン(Halloween)はキリスト教の万聖節(Hallowmas, All Saints'
 day, 11月1日)のイブで、子供たちはかぼちゃの中身をくりぬき、目鼻口を
くりぬいたちょうちん(Jack-o'-lantern)を作り、夜になると怪物の格好を
して、近所の家を訪ね歩き、「Trick or treat?」(いたづらされたい? 
いやなら接待して)という決まり文句を言ってお菓子をもらうことになって
います。

このお祭りの起源は古代ケルトにさかのぼると言われています。ケルトでは
この祭りを「ソーウィン」と呼び、秋の収穫を祝い、冬の始まりを迎えるに
あたって悪霊を追い払う祭りとしていたとか。そうだとすると、子供たちの
仮装はこの悪霊のまねということになりそうです。

また、古い習慣を守っている人たちは、この日を新年のようにしてお祭りし、
日本のお盆のように死者を弔ってケーキと飲み物とろうそくを板にのせ、
お供えしたりもするそうです。

ケルトは古代の民の中では比較的新しい時代に属する民です。その元々の居
住地は東ヨーロッパのようですが、BC500年頃にその地を捨てて、西へ移動し
ていき、ローマ帝国とも何度も衝突しながら、西ヨーロッパに大国家群を形
成していました。しかしローマのようにひとつにまとまろうとする傾向はな
く、それぞれの国がローマに各個撃破されていき、アイルランドのような端
のほうの地区をのぞいては、みなローマの支配下に置かれてしまいました。

そのため、彼らの文化はよく分からないところが多いのですが、日本で縄文
の文化の残り香が沖縄や北海道にあるように、このケルトの残り香はアイル
ランドやコーンウォールなどに残っています。

ケルトの文化はしばしば北欧の文化と混同されているのですが、ケルトと北
欧は無関係です。ただ、どちらもキリスト教が普及する前の古いヨーロッパ
の伝統が生きているので、両者に似通った風習があったりもするようです。


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