奥三河の花祭り(12.11ほか)

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奥三河の花祭り(12.11ほか)

この時期から2月頃に掛けて、奥三河の各地で「花祭り」と呼ばれる神事が行われます。

例えば東栄町中設楽では11-12日のようです。

「花祭り」とは何か、またどのような進行で行われるかについては、早川孝太郎さんの名著「花祭」(岡書院,1930)をご覧下さい。さすがに古い本だけあって一時期は入手困難になっていたようですが、現在は上巻のみですが【岩崎美術社】から再版されていますので、それを見るだけでもかなりのことが分かります。

(実は私もこの再版分しか持っていない。下巻は未見)

この行事をやるところは天竜川の流域に集中しています。早川さんの本の書き出しは、この「天竜川」という川の名前の謎から始まります。

曰く。大きな川というのはしばしば流域によって名前が変わっているのにこの天竜川という川はどこに行っても同じ「天竜川」という名前で呼ばれている。しかも「天竜」という地名は存在しない。

祭の内容は、神道あるいは神楽や民俗学に興味のある人以外には、そんなに関心を引くようなものではないと思います。ごく普通の田舎神楽という感じなのですが、なぜか早川氏はこの祭に魅せられてしまったようです。

最近ではこの花祭りに陰陽道の研究者の一部が興味を持っているようです。概してこの手の文化には陰陽道・修験道が複雑に絡んでいることが多いのは確かです。

(1999-12-11)


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