今年(2000年)は12月12日から25日までの二週間、毎日18:00〜22:30(土日祝は17:30より)神戸で光の祭典「ルミナリエ」が開かれています。
ルミナリエは阪神淡路大震災の犠牲者の鎮魂を祈るものであり、この光はいわばお盆の燈籠(ちなみにこの燈籠は仏教とは無関係の民間信仰)と同様の意味ともいえます。
阪神淡路大震災の起きた1995年の12月にイタリアのアート・ディレクターValerio Festiが「夢と光(Dei Sognie della Luce)」をテーマに旧外国人居留地に15万個の電球を使った光のインスタレーションをおこないました。
この荘厳な光の芸術にここを訪れた人々は感嘆し、多くの人々が希望と勇気を新たにしました。11日間の期間中に254万人もの来場者があり、その経済効果も大きなものでした。地元では来年も同様のことができないか、という声があがり、結果的に毎年おこなわれるようになりました。今までの各年のテーマは下記の通りです。
1996年 讃歌−輝けるときを求めて (Ode per il tempo di luce)1997年 大地の星たちに捧げる (LE STELLE DELLA TERRA)1998年 光の星空 (FIRMAMENT DI LUCE)1999年 Pureな光の下で (Nel cielo di pura lice)2000年 光の永遠 (L' INFINITO )
来場者は毎年増えており、昨年は516万人にも及んでいます。なお今年の会場は下記の通りです。
●メイン会場 さくら銀行前のフロントーネ 日時計(Solaria) 旧外国人居留地東西道(仲町通り)のガレリア 輝ける道(Sentiero Luminaso)東遊園地(広場)のスパッリエーラ エデン(Eden) 東遊園地(小道)のガレリア 光の庭園(Il Giardino) ●サテライト会場 JR新神戸駅前のスパッリエーラ 奇想曲(Capriccio)
詳しくは公式ホームページ http://www.luminarie.com/ をご覧下さい。