神社参拝の仕方
御手洗(みたらし)
神社に入ったら、まず御手洗(みたらし,水舎(みずや)とも)で手を洗いましょう。正式には手だけでなく口の中もゆすぎます。これは物理的なよごれを落とすためではなく、外界のけがれを落とすためのものですから、「私は手がきれいだから必要ない」というのは当たらないように思います(^_^)
【御手洗の使い方】
(1) 右手にひしゃくを持って水をすくい、まず左手に水を掛ける。
(2) 左手に持ち替え、右手に水を掛ける。
(3) また右手に持ち替え、左手をおわんじょうにして水を受ける。
(4) その水で口をすすぐ。
(5) 残った水を流して、ひしゃくを元の位置に戻す。
鈴
拝殿の前には大きな鈴がぶらさがっていて、ひもを引いて鳴らすようになっています。これを神様を呼び出すためと思っている方も多いのですが(^_^; どちらかというと魔を祓うためではないでしょうか。魔を祓うことで結果的に神様とコンタクトできる状態になりますので、「神様を呼び出す」というのも100%間違いではないかも知れませんが。
二拝二拍手一拝
鈴を鳴らしたあと通常拍手を2回打ちますが、正式には「二拝二拍手一拝(二礼二拍一礼)」といって、二回おじぎをした後、2回拍手を打って、最後にもう1回おじきをする、というのが神様へのご挨拶の仕方です。なお神社は拍手を打ちますが、お寺さんでは合掌になります。混乱しないようにしましょう(^_^)
【拝礼の仕方】
(1) 拝殿前に進み出て最初軽くおじぎをする。
(2) お賽銭を入れ、鈴を鳴らす。
(3) 2回深く礼をする。
(4) 2回拍手をする。
(5) 1回深く礼をする。
(6) 最後に軽くおじぎをして退く。
※通称「柏手(かしわで)」と言ってますが、本当は「拍手(はくしゅ)」と言います。
※混んでいる場合は鈴を鳴らすのにはこだわらないようにしましょう。
※お賽銭は投げ入れるものではありません。賽銭箱の上に置いてくる感じで。
※ふつうは拍手は2度ですが、出雲大社や宇佐神宮は4拍など、違う回数の所もあります。
※願い事がある場合は拍手の後の一礼の時に心の中で念じますが、手短にしましょう。長時間拝殿の前を占有するのは迷惑です。手短に表現できないような願い事はそもそも願い事としてあなた自身の心の中でまとまっていません。
どこにお参りするか
霊験あらたかなどこかの大きな神社にお参りするというのもひとつのやり方ではありますが、やはりまずは地元の神社に参拝して氏神(うじがみ)様・産土神(うぶすながみ)様・鎮守(ちんじゅ)様などにご挨拶するのが基本でしょう。三社参りなどをする場合も、3社の3番目は地元の神社に参拝するのがよいと思います。
恵方詣
それから昔からよく行われるのは恵方詣(えほうもうで)です。これはその年の恵方、つまり
歳徳神(としとくじん)がおられる方角の神社やお寺に詣でるというものです。
この方角の言い方は次のようになっています。
N 壬 子 癸 |
NE 丑 艮 寅 |
E 甲 卯 乙 |
SE 辰 巽 巳 |
S 丙 午 丁 |
SW 未 坤 申 |
W 庚 酉 乾 |
NW 戌 辛 亥 |
つまり
の神社・お寺に初詣するのが恵方詣になります。
なお歳徳神は運勢暦の最初に方に絵が載っている通りの、美しい女神様で、その年の福徳を司る吉神です。牛頭天王の妃とも伝えられています。
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