月に影響されて

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月に影響されて

狼男と吸血鬼

狼男と吸血鬼は西洋の二大妖怪といってもいいかも知れないが、どちらも半人間であるのが特徴。吸血鬼は夜になると墓場から抜け出して美女の生き血を吸うと言われた。吸血鬼は不死(ノスフェラトゥ)であるが、十字架とニンニクの臭気に弱いとされた。ヴァンパイヤとも呼ばれる。手塚治虫の名作に「バンパイヤ」という作品があるが、こちらに出てくる者はむしろ狼男の系統である。

狼男は満月になると狼に変身して人間を襲うとされた。手塚治虫の名作の主人公の兄弟は兄は満月で変身するが、弟は何でも丸い物を見ると即変身して可愛いかった。この作品でバンパイヤたちを倒すために作られた薬は「マッドパー」といった。今時こういう名前を作ると、どこぞからクレームが来そうである。もっともこれを読んだ当時の私には英語は分からないので、なにか難しい横文字の名前くらいにしか記憶していなかった。

月がおかしくさせる

しかし。

実際に月を見て精神に変調を来す人というのはいるらしい。特に満月は影響があるようである。また、満月の日には交通事故などの発生率が高いという「統計結果」を出している人もある。まぁ、どこまでその統計に信頼性があるかは疑問が残る所であろうが。

ある高名な学者が若い頃、月の人体に対する影響という論文を出したことがある。しかしそれを読んだその道の権威の意見はこうであった。『君は月が人体だけでなく、地球の中心も引っ張っているということを忘れている』と。大学者でも失敗はあるものである。

ただ、地球と月の距離はひじょうに近いため、表面に立つ人間は地球の中心よりわずかながら強い引力を受けていることは確かである。ただその差はほんとにわずかではあるが。

そこにあるから

なぜ月はこんなにも人に影響を与えるのであろうか。

それはそこにあるからかも知れない。

我々が友人や会社の同僚などとの付き合いを考えてみた時、ものすごく個性のある人がそばにいると、誰しもその影響を受けるものである。それは別にその人との間の万有引力のなせるわざではない。

やはり、月もそこにあるから影響を与えるのではなかろうか。

そして太陽がどうしても物理的な面への影響が大きいため、月は精神的な面への影響が出やすいのであろうか。 ↑


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