うさぎ

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うさぎ

月の中のうさぎ

日本では月の模様は、餅をついているうさぎ、ということになっています。月というものは常に同じ面を地球に向けていますから、世界中のどこで見てもまたいつ見ても同じ模様が見えるのですが、この模様を何と見るかは国によって違うようです。インディアンと見る国、蟹と見る国、などなど。お隣の中国では日本と同じうさぎですが、向こうは薬草をひいているうさぎ、ということになっています。日本では「望月の中で餅をつく兎」という語呂合わせも成立しますね(^^)

仏教説話

何故うさぎが月の中にいるかということについて仏教説話も出来ています。それによると昔、帝釈天が老人の姿で動物たちのところに行き、食べ物を乞うた時、猿は木の実を、狐は魚を取ってきて老人に与えたが、うさぎは何も取ってこれなかったため、自ら火の中に飛び込んで自分の肉を与えたというのです。これを哀れんだ神がうさぎを月の中に蘇らせたといいます。

うさぎは鳥??

日本では聖武天皇の時代から明治維新に至るまで基本的に肉食が禁止されていました。しかしやはりおいしいものは食べたい訳で「4つ足の動物でなければよい」ということになって鳥は食べても構わないということになっていました。そして、うさぎも後ろ足2本で立ち上がったりするのでこれは「4つ足ではない。2本足で立つ」から、ということで「1羽、2羽」と数え、鳥と同じ扱いをして禁忌を回避して食べていました。

むろん、うさぎは実際には鳥ではなく哺乳類のウサギ目に属し、齧歯(げっし)目のりす・ねずみ・やまあらし・むささびなどと親戚に当たります。ねずみも「ねずみ算」といってよく増えますが、うさぎも繁殖力旺盛です。それはやはりうさぎを食べる動物がいっぱいいるからで、狐や狸などにじゃんじゃん食べられますから、じゃんじゃん増えないと種が維持できない訳です。

うさぎ美味し、かの山?

「ふるさと」という唱歌で「うさぎおいし、かのやま」という歌詞がありますが、けっこうこれを「うさぎが美味しい」という意味だと思っていた、という人が多いそうです。むろんこれは「うさぎ追いし」です。でも兎を追いかけてつかまえたら、その後食べたでしょうから、結局は「美味し」でもいいのかも知れません(^^;

うさぎは後ろ足が大きいのでどうしても下へ走るより上へ走る方が楽な体つきになっています。そこで一般に兎狩りをする時は山の下の方から上へと追いつめます。昔学校の行事でやったような場合では、全校生徒で山のまわりを手をつないで取り囲み、少しずつ上にのぼっていって、頂上にうさぎを追いつめて捕まえたようなケースも多々あるそうです。昭和初期の食料事情のよくない時期には、生徒たちには格別のごちそうになったのではないでしょうか。

最近では潤沢にスーパーにブロイラーの鶏とか豚とか外国産の牛とかの肉が並んでいるので、うさぎは食べないようですし私も食べたことがないのですが、うさぎの肉は少し臭みがあるものの軟らかく淡泊で美味なのだそうです。

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