聖バルバラの日(12.4)

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12月4日は聖バルバラ(St.Barbara)の日です。

『白い衣装のバルバラはおだやかな冬を告げている』 『聖バルバラがたっぷり雪を運んでくれればウルバンは暖かく晴朗な日になる』

人々はそのように言います。

「白い衣装のバルバラ」は雪のこと。雪が多いと翌年は豊作になるというのは 洋の東西を問わず言われていることのようです。

聖バルバラ(セント・バーバラ)は「キリストを運んだ男」クリストフォルス やドラゴン退治のゲオルグと並ぶ人気の高さで、教会では塔や聖餅を入れた 杯を手にしたバルバラの絵がよくあります。

マキシミアヌス皇帝の治世下(286-305,306-310)ニコメディア地方にディオス コロスという大商人がいました。その娘がバルバラです。大変な美貌で求婚 者が多かったのですが父親は高い塔を作り、そこにバルバラを侍女と一緒に 住まわせました。この侍女がキリスト教徒だったであったため、その話を聞 いているうち、彼女もキリストに帰依しました。

さて、バルバラの父が旅行中、浴室を作るように大工に命じていました。父 の指示では浴室の窓は2つのはずだったのがバルバラは勝手に3つに変更さ せました。父が戻ってきてなぜ3つになってしまったのかと尋ねると、バル バラは「窓は2つしかなければ人間にとって闇。3つで父と子と精霊の祝福 があって初めて光が入ってきます」と答えました。

父は娘がキリスト教徒になったことに怒り、剣を抜いて斬りつけました。が、 彼女が祈ると岩が二つに割れて彼女を包み、遠くの山まで運んでくれました。

彼女はしばらく山の中で暮らしていましたが、やがて羊飼いが彼女のことを 父に密告しました。この羊飼いが飼っていた羊はみんなイナゴになって逃げ てしまいました。

父はバルバラを連れ戻し、総督に身柄を引き渡しました。総督は彼女に拷問 を加えて改宗を迫りましたが、神の加護により翌日には傷が癒えてしまいま した。そのため最後はアラシオンの村で見せしめとして斬首されました。

彼女は総督に引き渡される時の道すがら桜桃のつぼみを折って獄中の壺の中 にいけておきましたが、それが処刑の日に見事な花を咲かせました。

そこで12月4日は「バルバラの枝」と称し、果樹園などで桜桃を切り取り壺に 挿す習慣があります。またこの日「バルバラの麦」といって小麦を皿に入れ 水にしたしておきクリスマス頃の芽の出方で翌年の豊凶を占う習俗もありま す。日本の各種・年占と似た風習ですね。



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