サンタルチア

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サンタルチア

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    Santa Lucia   versi di T.Cottrau     聖ルチア(サンタルチア)  T.Cottrau作詞
                 musica di A.Longo           A.Longo作曲  1848年作品

Sul mare luccica, l'astro d'argento   輝く海の上に銀の星があり
Placida e` l'onda prospero il vento; 波は穏やかで、風は順風に吹く

Venite all'agile barchetta mia;    私の小舟よ、軽快に行こう
Santa Lucia! Santa Lucia!             聖ルチアへ!聖ルチアへ!

Con questo zeffiro cosi` soave,       こんなに柔らかい西風と一緒に
Oh, comm'e` bello star sulla nave!    ああなんて美しい、船の上にあるものは

Su passeggeri, venite via;            乗り人よ、あちらへ行こう
Santa Lucia! Santa Lucia!             聖ルチアへ!聖ルチアへ!

In' fra le tende bandir la cena,   テントの間に食事の用意を
In una sera cosi' serena.       夕方には小雨が降るから

Chi non dimanda, chi non desia;    誰も頼まず誰も望まないが
Santa Lucia! Santa Lucia!             聖ルチアへ!聖ルチアへ!

Mare si' placido, vento si' caro,     海はとても穏やかで、風はとても優しく
Scordar fa i triboli al marinaro.     その前には海の辛さも忘れてしまう

E va gridando con allegria:           喜びとともに大きな声で唱えて行こう
Santa Lucia! Santa Lucia!             聖ルチアへ!聖ルチアへ!

O bella Napoli, o suol beato,     ああ美しいナポリ、幸せな土地
Ove sorridere volle il Creato,    そこでは創造主が望み微笑む

Tu sei l'impero dell'armonia,     そなた(ナポリ)は調和の帝国だ
Santa Lucia! Santa Lucia!             聖ルチアへ!聖ルチアへ!

Or che tardate? bella e` la sera;   おぉ、何を待ち望むのか?夕暮れの乙女よ
Spira un'auretta fresca e leggiera;  涼しく軽いそよ風が舞う中で

Venite all'agile barchetta mia;    私の小舟よ、軽快に行こう
Santa Lucia! Santa Lucia!             聖ルチアへ!聖ルチアへ!


まず詩の中の言葉を見ていきますと、いきなり sul mare luccica という
ふうにタイトルになっているサンタルチアに関連のある "luccica"輝くと
いう言葉が出てきます。一般に聖ルチアは光の女神とみなされています。
この sul mare luccica, l'astro l'argento は、輝くのは星のような
気持ちはあるのですが、輝くのは海で、その海の上に銀の星がある、と
いう歌い方をしています。詩としてうまい表現ですね(^^) 

zeffiro はギリシャ語だとゼビュロス。西風です。armoniaはharmonia
つまり調和。これもギリシャ神話関係の言葉ですね。spira は英語の
spiralで螺旋。風の舞う様子でしょうか。

サンタルチア(聖ルチア)はその名前が光(lux)に関連していることから
天の光を運ぶ聖女、暗闇に光を与える女神と考えられるようになりました。
しかも12月13日という冬の最中にその祝日が来るため、いつしか冬至の祭
と合体して、その夏の気が衰えてしまった時期に新しい翌年の夏の気を誕
生させるお祭りとして、その聖ルチア祭は行われるようになってきました。
そのためこのクリスマスシーズンの中でこのお祭りは一定の地位を占めて
います。

お正月ですから、おめでたい感じの曲で行きましょう。いまやナポリ民謡と いっても良いでしょう。「サンタルチア」です。作詞者は Teodoro Cottrau (1827-1879), 作曲者については Luigi Gordigiani(1806-1860)の1855年の 作品という説とA.Longoの1848年の作品という説とがあります。 Santa Lucia 聖ルチア Sul mare luccica l'astro d'argento. 光る海に銀の星 Placida e l'onda; prospero e il vento. 穏やかな海に豊かな風 Venite all'agile Barchetta mia! 早く来たれ小舟に乗って Santa Lucia, Santa Lucia. 聖ルチア聖ルチア Con questo zeffiro cosi soave, この甘く優しき西風と共に oh! com'e bello star sulla nave! 船に綺麗な小舟を乗せて Su passaggieri venite via! 乗り人よこちらへ来よ Santa Lucia, Santa Lucia. 聖ルチア聖ルチア In' fra le tende bandir la cena, 舟の上では夕食を始めよう in una sera cosi serena. 今宵は優しき小雨が降る Chi non dimanda, chi non desia; 誰も望まず誰も願わず Santa Lucia, Santa Lucia. 聖ルチア聖ルチア Mare si' placido, vento si' caro, 海は穏やかで風は愛らしく scordar fa i triboli al marinaro. 海の上の恐怖は忘れられる E va gridando con allegria: 舟は喜びの声を上げて進む Santa Lucia, Santa Lucia. 聖ルチア聖ルチア O dolce Napoli, O suol beato, 甘きナポリめでたきもの Ove sorridere, Dove il creato どこに微笑みどこに創るのか Tu sei l'impero Del armonia, そなたは調和の主なり Santa Lucia, Santa Lucia. 聖ルチア聖ルチア ルチアというのは同名の聖人があり以前紹介したかも知れませんが、実際には その名前からluce(光)の女神という性質が相当一人歩きしています。聖ルチア はナポリの守護聖人であり、舟人たちの守り神として信仰されてきました。 ナポリの聖ルチア港は香港・リオデジャネイロと並ぶ世界三大美港に数えられ この景色は「ナポリを見るまで死ぬな」という言葉を生みました。 この歌の歌詞を訳し終わってから、細かい言葉の意味の取り方で不安な部分が あったので、ネット上で一部だけでも訳出しているサイトがないかなと思って 検索を掛けたら、なんと自分のサイトがひっかかりました。この歌は既に訳し ていたんですね。きれいさっぱり忘れていました。やや解釈が異なる部分もあ りますが、まぁよいでしょう。これは↓です http://www.ffortune.net/calen/xmas/songs/santalucia.htm また今回入手した歌詞と微妙に単語が異なる部分があります。100年もたてば この程度の歌詞のぶれも生じて当然でしょう。上記のページにmidiも作成して upしました。 (2004-01-01)
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