(1)インターネットとは何か

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インターネットは世界各地の「サーバー」を結んだネットワークです。その 中のどこかにアクセスした人は、インターネット網を通して、世界中のサー バーの情報を参照することができます。

   ・−−−−−・     ・−−−−−・     ・−−−−−・    |サーバーA|−−−−−|サーバーB|−−−−−|サーバーC。
   ・−−−−−・     ・−−−−−・     ・−−−−−・       /           |           。
      \        ・−−−−−・     ・−−−−−・       /        |サーバーD|−−−−−|サーバーE。
     /         ・−−−−−・     ・−−−−−・    ・−−−−−・        。
   |私のマシン|     ・−−−−−・    ・−−−−−・     |サーバーF。
               ・−−−−−・

この図で、私のマシンがサーバーAに接続できますと、インターネットを通 してサーバーBにも接続できますし、例えばFにも、A−B−Dと経由して 接続することができます。でももしかしたらFにはB−C−E−D−Fと経 由して接続されているかも知れません。

インターネットは元々、アメリカで軍事施設や各地の研究機関などがソ連に 攻撃された時の用心のためにデータを分散させ相互接続を始めたのが発端で す。(大きなセンターを作って一括管理するとそこを破壊された時に致命的) その後、一般の企業や個人などのサーバーも参加し始め、その内容は現在で は当初とはすっかり変って、すっかり商業色の強いものになってきました。

その後「プロバイダー」と呼ばれる一般の家庭のパソコンから手軽に普通の 電話回線を通してインターネットに接続するサービスをする所が多数登場し 現在に至っています。プロバイダは通常、このような接続サービスとサーバ ーの一部をレンタルするサービスとを組み合わせて、利用者に提供していま す。このため、インターネットの参加者は基本的に全ての人が発信者です。

ここが従来のパソコン通信との最大の違いでしょう。

なおOCNエコノミーの場合は、自分の所にサーバーを置いて、直接インタ ーネットに接続していることになります。

★WWW

現在のインターネット人気の一方を支えているのはWWW(World wide web) と呼ばれるサービスです。多くの人や企業が、WWWサーバー上に「ホーム ページ」を作成しており、ネットスケープ・ナビゲータとかインターネット ・エクスプローラといった「ブラウザ」を利用してこのホームページを見る ことができます。

ホームページは文字だけでなく画像も合わせて表示することができ、新しい 形態の出版として注目されています。世界中で何百万ものホームページが作 られており、インターネットの環境を持っている人(現在国内に2000万人 程度いると思われます)は自由にそれを見ることができます。

ブラウザはWindows用、Macintosh用、Unix用が出回っており、どの環境で見 ても『ほぼ』同じような画面をみることができるようになっています。

なお、WWWは World Wide Web の略で「世界に張られた蜘蛛の巣」という 意味です。その意味については次に述べます。

★HTML

ホームページのひとつの特徴は文字と画像が共存できることですが、それよ りも重要なことは「リンク」を張ることができることです。文章の中のキー ワードや画像などの上をマウスでクリックすることにより、そこに関連付け られた他のページや、他の人のホームページや、他のサーバーの中のデータ などに移動することができます。

このようなものを一般に「ハイパーテキスト」と呼びますが、ホームページ 自体HTML(Hyper Text Marking up Language)という言語で書かれています。

つまりホームページにアクセスしていると私たちは知らず知らずの内に世界 旅行をしてしまうのです。光の速度で。これを「ネットサーフィン」と言います。

★ftp,telnet

いづれも、インターネットを通してアクセスしたサーバーを利用するプログ ラムです。telnetの場合は、こちらが相手のサーバーの端末になり、 自由にむこうの環境を操作することができます。

ftpの場合はこちらとむこうとでデータの転送をします。むろんいづれの 場合も利用する側にその機能を利用できる為の「アカウント」(権利)が発行 されている必要があり、自由といってもそのアカウントで許されている範囲 に限られます。

★TCP/IP

インターネットの接続に使用される手順(プロトコル)です。インターネッ トにアクセスする人は、自分のマシンにTCP/IPのソフトを入れておか なければなりません。

★PPP

プロバイダーを通して私たちがインターネットにアクセスする場合、専用線 接続とダイヤルアップIP接続というふたつの手順があります。(unix の場合はこの他、UUCPという方法も取れます。これは事実上専用線接続 並みの便利さがあって、しかも通信費用が安く済むものです。最近流行の iModeもこのUUCPに似た手法を使っています。)

専用線の場合は高価になりますので大量に利用する企業向けになります。そ こで通常はダイヤルアップIP接続をするのですが、この時の手順がPPP と呼ばれています。今の段階では深く考える必要はありません。

★イントラネット

企業内部で使用されているインターネットをイントラネットと呼んでいます。
インターネットの環境はマシンによらず各種情報を共有することができるた め、大企業ではよくこれを社内の文書の交換に利用しています。届書や消耗 品注文の書類をイントラネットにのせている所は多いようです。

★DNS,IPアドレス

インターネット上では全てのマシンが 202.3.22.15 などといったIPアド レスと呼ばれる数字の羅列で管理されています。(ダイヤルアップIP接続 の場合はその都度接続の度にIPアドレスが設定されます)

しかし、このようなIPアドレスではとても覚えていられない為、通常マシ ンは leo.bekkoame.or.jp などといった「ドメイン名」で取り扱われます。
そしてこのドメイン名とIPアドレスの変換はDNS(Domain Name System) サーバーと呼ばれる所で行なわれています。

私たちがプロバイダ経由でインターネットに接続した場合は、接続した時点 でプロバイダからDNSサーバーが指定され、自動的にそれが使用されます。
ただしプロバイダによっては最初からDNSサーバーのIPアドレスを指定 していて、それを設定してください、としているところもあります。

最近はこういう設定はプロバイダが書店やパソコンショップなどの店頭に置 いている入会用CDが自動で設定してくれます。

★URL

インターネット上の文書(あるいはその中のタグ)は基本的にみな「URL」 と呼ばれる住所を持っています。これは例えば、

 http://homepage1.nifty.com/anecs/calen/hana/index.htm

などといった形式です。ホームページ上でリンクを張る時にもこのような表 現を使いますし、ブラウザ上で直接このようなURLを指定すると、直接そ の場所に移動することができます。

★インターネットのサービス

インターネットは以上で説明したように「インター」ネットであり、実体は 存在しないものです。

そして、どのようなことができるのかは、それぞれのサーバーで提供してい る機能、各人が使用するプログラム次第です。しかし一般にインターネット を利用している人は次のような機能を利用しています。

  WWW ホームページとも言われます。個人・団体・企業などが自己の     宣伝や主張を掲載するもの。密度の濃い情報が期待できること。
    検索エンジンによって知りたいことに関するホームページを高速に     検索できることがこの人気となっています。当初は情報の素早さ     が注目されましたが、現在はその地位はメールマガジンに譲り渡し     てしまいました。

  WWW掲示板 WWWのインターフェースを利用した掲示板で、従来の    パソコン通信上の掲示板に代わって人気を得ています。コミュニケ    ーション手段の主役です。

  チャット WWWのインターフェースを利用したチャットです。会話が    好きな人たちにはたまらないものです。通常のWWWの機能だけで    行うものとJavaを使用するものとがあります。

  ftp プログラムやデータなどを各地のサーバーからダウンロードす    る。ただ最近はWWW上でftpサーバーまでたどっていける場合    が多く、ftpを直接使用する場面の大半はホームページの保守の    ときです。

  ニュース インターネットを利用した会議室システムです。テーマ別の    数多くの会議室が立ち上がっています。比較的古くからインターネ    ットを利用している人の中に支持者が多く、独特の文化を作り上げ    ています。

  メール インターネットのアカウントを持っている人にメールを送るこ     ことができます。そのアドレスは例えば *****@******.net など     といった形でよく名刺に印刷されています。現代のビジネスマンの     朝一番の仕事は電子メールをチェックすることであり、企業のトッ     プの条件は、それに手早く返事を出すことであるとも言われます。

メールマガジン 定期的に発信者が登録している人にメールによって 一定形式にまとめられた情報を届けるシステムです。企業や団体の 宣伝目的で無料で発送されているものが多いですが、会員制にして 事実上有料で配られているものもあります。広告メディアとしても 非常に有効かつ注目されているメディアです。数年以内にインター ネットの主役に躍り出るものと思われます。

メーリングリスト メールを利用した会議室システムです。基本的には 仲間内の情報交換・交流に使用されています。投稿数の多いメーリ ングリストの場合、1日に数十通届くケースもあり、そういうメー リングリストのために、1日分をまとめて1通にして1日1回送信 してもらうようなサービスをしている所もあります。

★パソコン通信とインターネット

インターネットが普及する前、通信といえばパソコン通信でした。

パソコン通信の特徴は非常に簡単な手順で接続できることで、特に日本では ワープロから利用する人がかなりありました。また少々マイナーなマシンで もパソコン通信ならできるということがよくあり、そういったマシンとのデ ータ交換の為にもよく使用されました。

しかし現在ではIC技術の発達で、ワープロどころかザウルスのような携帯 端末、ドリームキャストのようなゲーム機、iMode携帯電話のような 身近な機器でもインターネットが利用できるようになっており、パソコン通 信は既に過去のものとなったといえるでしょう。パソコン通信最大手として 君臨したniftyも1999年の秋以降の加入者にはパソコン通信のインターフェ ースをデフォルトでは提供しないことになりました。

パソコン通信とインターネットのひとつの違いは、管理者がいるかどうかで す。インターネットはいわば<無法地帯>ですので、何か重要なデータを送 信する際に途中経由したサーバーの主宰者が悪質で、通過していくデータを モニターし、傍受したりすることや、あるいは事故によりどこかで行方不明 になってしまうこともあります。

これに対してパソコン通信はしっかりした管理者の元で運用されていますの でそういうトラブルが起きる心配はありませんでした。このため、重要なデ ータや機密性のあるデータの送信は一般にNIFTYやPCVANなどの大 手のパソコン通信サービスが利用されていました。

今後は、そのようなデータを送信する場合は、暗号化した上で、パケットの 伝達ルートが確かな大手のプロバイダ間(しかもできるだけ接続経路の近い もの)で送受信するようにするしかありません。

(同じプロバイダでもアクセスポイントが違うと他のプロバイダを経由する  ことがあるので注意。確実に内部で処理されるのはnifty,infosphereなど  むしろ少数である)


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