中国茶の種類・産地

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●中国茶の分類
 基本的には黒茶、紅茶、青茶、黄茶、白茶、緑茶の6色に分類されるが、
実際にはもう少し細かい。また独特の製法による銘柄がある。
名称 発酵
タイプ
発酵
製法 適温 解説
黒茶 後発酵 堆積
発酵
95-100 カビを作用させて時間をかけて発酵させる。
普耳茶, 緊茶,団茶,餅茶,沱茶,六堡茶など。
紅茶 全発酵 100% 95-100 インド系の紅茶に比べて渋みが少なく甘い。
滇江茶,英紅,祁門紅茶,正山小種など。
青茶 半発酵 70% 部分
発酵
70-100
発酵度
の高い
もの程
高温で
白毫烏龍(東方美人)など
40% 鉄観音, 岩茶, 武夷岩茶, 水仙など。
30% 凍頂茶, 玉山茶, 梅山茶など。
清茶 15% 包種茶など
黄茶 微発酵
(後発酵)
65-75 微弱発酵の後、悶黄というプロセスを経て作る。
生産量が少なく高価。君山銀針, 蒙頂黄芽,など。
白茶 微発酵 数% 微弱
発酵
65-75 通好みといわれる。ほのかな甘さ。
白毫銀針など。
混合型 95-100 発酵度の違う茶をブレンドしている。
白牡丹など。
緑茶 不発酵 0% 蒸煮 60-70 老粗青茶など
釜炒 龍井茶, 白龍茶, 蒙頂茶,毛峰茶,碧螺茶など。
また茉莉花茶などの花茶も多くはここに入る。
※平野久美子「中国茶と茶館の旅」(新潮社)の表をベースに構成。

●中国茶の銘柄

鉄観音(てっかんのん)
日本では最も人気のあるお茶で広く飲まれている。産地により安渓鉄観音(福建省)、木柵鉄観音(台湾)などと呼ばれる。
普耳(プーアール)茶
耳は本当はサンズイ(洱)。旨味が多く、鉄観音ほど苦くないので日本でもファンは多い。雲南省の普洱原産。
茉莉花(まつりか,ジャスミン)茶
ジャスミンの花の香りを移した茶で、花を混ぜたままにするものもある。
包種(ほうしゅ)茶
台湾を代表するお茶のひとつ。繊細で澄んだ味。日本人には合うハズと言う人が多い。
固形茶
円盤状やブロック状に固めて長期間熟成させたもの。円盤状のものを餅(へい)茶、お椀型のものを沱(とう)茶、ブロック型のものを磚(たん)茶という。
凍頂烏龍茶
台湾の凍頂(donding)山の標高700〜800mの山地で生産される。福建省の烏龍茶(岩茶)より発酵度が低く35〜40%。
東方美人
若芽にウンカをわざと付かせ、その分泌物により発酵させる。独特の芳香を持ち、甘い。ウンカが発生する初夏に生産されるが、希少品であり、取れない年もある。
君山銀針
洞庭湖の君山(チュンシャン,junshan)島で取れる希少種。流通量が少ないだけに根強いファンがいる。
武夷岩茶
福建省の武夷(wuyi)山はいわば烏龍茶の故郷のひとつである。岩(yan)茶は元々はこの武夷山で採れたものだけを呼んだが、現在では周辺の丘陵でも生産されている。武夷山のごく限られた地域で生産されるのが超高級茶の大紅包(dahongbao)である。またこの地域の茶は正山小種のベースである。
祁門(キーマン)紅茶
安徽省の祁門(qimen)で輸出専用に生産されている紅茶。ここは本来は緑茶の生産地。ここで生産されるリーフティーは自然発酵タイプ、濃厚で甘い。紅茶としてはダージリン、アッサム、ウバと並ぶ四大銘柄のひとつ。
正山小種
武夷岩茶の系統の紅茶。正山(zhengshan)とは武夷山のこと。英語では少しなまってLapsang Souchongと呼ばれる。この茶に似せてGray Charles伯爵がイギリスで生産したのがアールグレイ(Earl Gray)である。(Earlとは伯爵の意)

●中国茶の産地(編集中)

武夷山 福建省 岩茶の原産地。「岩」とは武夷山の岩肌のこと。
玉山 福建省
安渓 福建省 鉄観音(tieguanyin)の名産地で台湾の木柵もここから苗木と製法を移植したものである。
鹿谷 台湾 凍頂烏龍茶の産地
坪林 台湾 文山包種茶の産地
峨眉山 四川省
六安 安徽省
英徳 広東省

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