トランジットとホラリー

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出生と経過

人の全体的な運命を見る時はその人が生まれた瞬間のホロスコープ(出生図,Natal Chart)だけでもいいですが、何か特定の問題に関する相談を受けた場合は、その人の現在の状態を見る必要があるため、現時点の天体の配置のホロスコープ(経過図,Transit Chart)を作って、両者を重ねて星の関わり具合をチェックします。

【出生図と経過図を重ねた二重円】(内側が出生図)

この他に進行図(Progress Chart)というものも作ることも多いですが、進行図の作り方を初心者向けに説明することは困難ですので詳細は省略します。ただ基本的に出生図(ネイタル)はその人の資質を表し、経過図(トランジット)はその時点での環境を表し、進行図(プログレス)はその時点での意志を表します。意志が良くても環境が悪いと苦労しますし[艱難辛苦]、環境が良くても意志がない時は何も起きません[猫に小判]。

【出生図・進行図・経過図を重ねた三重円】(内側が出生,間が進行,外側が経過)

ホラリーとは

ホラリー(horary)というのは、占い師の所に誰か相談者が来て物事を相談された時にその『相談された日時』のホロスコープを作成して、問題の解決を模索する技法です。今のようにみんなが自分の生年月日を知っているという時代になる以前は、この技法が占星術のメインでした。

例えば占い師の所に11月15日14時に女性がやってきて「一昨日の夜恋人と喧嘩してしまって....」という相談をした場合、喧嘩をしたのがたとえば13日の19時だったとしても、作成するホロスコープは15日14時のものです。こういうことをするのは、その人がその問題を解決したいと思って占い師に相談した時刻、そのものに意味があるという考え方から来ています。東洋の断易(decision iiching)や六壬(liuren)などと似た考え方です。

ホラリーのホロスコープの読み方は特に出生ホロスコープを読む時などと違うことはありません。出生ホロスコープが読める人なら充分読めるはずですが、多少の要領の違いはあります。ホラリーは特に紛失したものを探したりするような場合には強力な武器になります。そういう時に出生図を作るのはほとんど意味がありません。


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