今月のカード:愚者

絵柄棒の先に荷物をくくりつけ肩に背負った愚者が歩いている。
象徴冥王星() アレフ(א)
意味自由・放浪・解放・無職・愚行・旅行
恋愛遊びの恋,束縛しない愛,失恋,同性愛
Sex 快楽の為のセックス,セックスレス
仕事辞職,フリーター,無職,自由業,交渉事
勉強落第,覚えられない,迷い
金運貧乏,無収入,買って後悔,路上生活
健康健康,退院,無事な出産

自由は遷移のステップ

たとえばあなたが会社を変わりたいと思う時、あなたは一時的に今いる会社を辞めなければなりません。場合によっては次の仕事のための訓練をするために学校に通ったりする場合もあるでしょう。愚者というのはこういう、組織から一時的に離れている状態ともいえます。

愚者になることを怖れている人は結局自分を変えることのできない人です。何かを得るには何かを捨てなければなりません。失うことを怖れているだけの人は得ることもできません。ですから愚者になること自体は問題ないのです。

しかし愚者のままに停まっていてもいけません。愚者は次のカード「魔術師」になるための準備期間なのです。

現在では古代史の研究家として著名な梅原猛氏は以前は大学の哲学の教授として活動していました。しかしある時、いろいろあって大学を辞めることになってしまい、その一時的な失業の期間に、彼は知人に誘われて古墳を見に行きます。その時の衝撃が、彼を古代史の研究にいざなったのでした。そして聖徳太子や柿本人麻呂の研究で大きな成果をあげるに至ります。

人は様々な縁で生きています。愚者になった時ほど、そういう縁を大切にすべきでしょう。それはあなたを新しい世界に連れて行ってくれるものでもあるからです。

愚者のカードには愚者の行き先が崖になっているものがよくあります。それはそれ以上行けないというのではなく、ここからは崖に見えるが実はその場まで行くと新しい道が見えてくることも示唆しているのです。またしばしば狼が足にまとわりついていますが、これはいわゆる「送り狼」の類なのかも知れません。

現在では送り狼といえば、送っていってあげる代わりに悪いことをする人のことですが、元々は山の中で道に迷った時などに親切に人を里まで案内してくれる狼のことを言っていました。それはまだ人間と狼がお互いのテリトリーを侵さずに平和共存していた時代のことです。桃太郎の最初のお供が犬なのも、こういう関連があるのかも知れません。



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