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nx 48 forty-eight quarante-huit

日本における各種の「四十八**」というのは、基本的には阿弥陀の四十八願から出ているものと思われる。これに合わせていろは48文字や相撲の四十八手が定まり、相撲の四十八手から色事の四十八手に進んだものと思われる。なお、「仮名手本忠臣蔵」は、四十七士をいろは47文字になぞらえたものである。

阿弥陀の四十八願  無三悪趣 不更悪趣 悉皆金色 無有好醜 宿命智通 天眼智通  天耳智通 他心智通 神境智通 無有我想 往正定聚 光明無量  寿命無量 声聞無数 人天長寿 無諸不善 諸仏称揚 念仏往生  来迎引接 係念定生 三十二相 必至補処 供養諸仏 供具如意  説一切智 那羅延身 所須厳浄 見道場樹 得弁才智 智弁無窮  国土清浄 国土厳飾 触光柔軟 聞名得忍 女人往生 常修梵行  人天致敬 衣服随念 受楽無染 樹中見土 諸根具足 住定供仏  生尊貴家 具足徳本 住定見仏 随意聞法 聞名不退 得三法忍

いろは48文字  日本語のかなを並べたもの。次のような配列が知られている。
 
 あいうえお    あいうえお かきくけこ さしすせそ たちつてと    なにぬねの はひふへほ まみむめも や ゆ よ    らりるれろ わゐ ゑを ん

   音韻的に並べたもの

 いろは    いろはにほへと ちりぬるを      色は匂へど 散りぬるを    わかよたれそ  つねならむ      わが世誰ぞ 常ならむ 
   うゐのおくやま けふこえて      有為の奥山 今日越えて    あさきゆめみし ゑひもせすん     浅き夢見じ 酔ひもせず

   作者不明だが、柿本人麻呂説などがある。弘法大師説は時代が難しいか。

 ひふみ    ひふみよいむなやこともち ろらねしきる ゆゐつわぬ    そをたはくめかうおえに さりへて のます    あせゑほれけ ん

   古くからある神呪。先頭部分は『一二三四五六七八九十百千』という    数霊になっている。

 とりな    とりなくこゑす ゆめさませ      鳥啼く声す 夢覚ませ    みよあけわたる ひんかしを      見よ明けわたる 東を    そらいろはえて おきつへに      空色映えて 沖つ辺に    ほふねむれゐぬ もやのうち      帆船群れゐぬ 靄の中

   坂本百次郎さんの作品(1903)。美しい詩です。
   発表当時、とりな順は実際にかなり使われたらしい。

 おえど    おえとまちうた かせそよろ      お江戸街唄 風そよろ 
   あおやきけふり ほんにすむ      青柳けぶり ほんに澄む    さみのねしめへ つはくらも      三味の音締めへ 燕も 
   こひゆゑぬれて ゐるわいな      恋ゆゑ濡れて ゐるわいな

   西浦紫峰さんの作品(1952)。ロマンチックな作品ですね。

 をとめ    をとめはなつむ のへみえて      乙女花摘む  野辺見えて    われまちゐたる ゆふかせよ      我待ち居たる 夕風よ  
   うくひすきけん おほそらに      鴬来けん   大空に  
   ねいろもやさし こゑありぬ      音色も優し  声ありぬ 

   文芸春秋デラックス昭和49年12月号に載っていたもの。

相撲の四十八手  これは、反り(そり)、捻り(ひねり)、投げ、掛け、の4種に12通りの  バリエーションを設定したもので、日本初の行司・志賀清林が定めたとされ  る。その後数が増えて300種類くらいになってしまったため、似たものを  まとめて、現在日本相撲協会は82種類と5つの手外技を定めている。

 突き出し   突き倒し   押し出し   押し倒し   寄り切り  寄り倒し   あびせ倒し  上手投げ   下手投げ   小手投げ  すくい投げ  上手出し投げ 下手出し投げ 腰投げ    首投げ  一本背負い  二丁投げ   やぐら投げ  掛け投げ   つかみ投げ  内掛け    外掛け    ちょんがけ  切り返し   河津掛け  蹴返し    蹴手繰り   三所攻め   渡し込み   二枚蹴り  小股すくい  外小股    大股     褄取り    小褄取り  足取り    裾取り    裾払い    居反り    撞木反り  掛け反り   たすき反り  外たすき反り 伝え反り   突き落とし  巻き落とし  とったり   逆とったり  肩透し    外無双  内無双    ずぶねり   上手捻り   下手捻り   網打ち  鯖折り    波離間投げ  大逆手    腕捻り    合掌捻り  徳利投げ   首捻り    小手捻り   引き落とし  引っ掛け  はたき込み  素首落とし  吊り出し   送り吊り出し 吊り落とし  送り吊り落とし 送り出し  送り倒し   送り投げ   送り掛け  送り引き落とし 割り出し  うっちゃり  極め出し   極め倒し  後ろもたれ  呼び戻し (勇み足)  (腰くだけ)(つき手)  (つきひざ) (踏み出し)

色事の四十八手 (1)  網代本手 揚羽本手  いかだ本手 せきれい本手 ことぶき本手 洞入本手  笹舟本手 深山本手  入船本手  唐草居茶臼  忍び居茶臼  浜千鳥  横笛   こぼれ松葉 菊一文字  浮橋     八重椿    燕返し  万字崩し 出船後取  潰し駒掛け 本駒掛け   締込み錦   締込み千鳥  後やぐら 乱れ牡丹  本茶臼   いかだ茶臼  時雨茶臼   機械茶臼  御所車  月見茶臼  宝船    空竹割り   しがらみ   いかだ崩し  廓つなぎ かげろう  きぬた   狂い獅子   花菱責    尺八  むく鳥  白光錦   逆さむく鳥 二つ巴    立鼎     やぐら立ち

 ※本手=正常位、居茶臼=座位、茶臼=逆正常位、横笛=側位、   出船後取=後背位、締込み千鳥=逆騎乗位、乱れ牡丹=後座位、   時雨茶臼=騎乗位、花菱責=クンニ、尺八=フェラ、むく鳥=69

 この四十八手は色々バリエーションがある模様。以下のセットも  組合せが異なっている。

色事の四十八手 (2)  時雨茶臼 御所車   窓の月  燕返し   宝船  乱れ牡丹  絞り芙蓉 鳴門    撞木反り 鵯越え  本駒掛け 百閉  
 立ち花菱 吊り橋   後櫓   仏檀返し 手懸り  鯉の滝登り  炬燵隠れ 炬燵懸り  茶臼伸し 碁盤攻め 浮き橋  抱き地獄  寄り添い 雁が首   むく鳥  二つ巴  締込千鳥 締め小股  しがらみ 首引恋慕  理非知ず やぶさめ 達磨返し 帆掛茶臼  岩清水  鶯の谷登り 獅子舞い 千鳥の曲 鵯越えの逆さ落し 深山  抱き上げ 押し車   松葉崩し 手挺り  菊一文字 裾野

 ※時雨茶臼=騎乗位、

色事の四十八手 (3)  ほんどり  かけもたれ   足からみ   よつがらみ きねかつき かもの入首  のぼりかけ つくはへがかり うはへがかり とびかへし 小股はさみ かはずかけ  矢はずかけ かつぎ上げ   内わく    二本攻め  四所攻め  片手やはずし  外わく   腹やぐら    後やぐら   抱へ上げ  手谷かけ  半よこ  後茶臼   茶臼回し    股すかし   座り茶臼  鶴の羽交い締め たわ木そり  逆手がらみ ねごし     碁盤攻め   肩すかし  つまごり  逆とったり  大わたし  すき小股    つきまわし  下手やぐら 三所攻め  すくひ上げ  前づけ   さぎの求返   一本背負い  本茶臼   雨のばし  かけくづれ

 ※参考文献:BigTomorrow(号数不明), アクション大魔王(2)


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