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5 five cinq

さて、4で基礎を固めたら、そこから発展が始まった時が5になります。

5は進歩・発展・冒険の数。4の基礎に安住していては先に進めません。仏教 でも「地水火風」の四大の上に「空」を重ねて五大とし、地水火風が踊る全体 の空間を表現します。空間はその名の通り何もない状態ですが、何もないから こそ多くのものをそこに入れて遊ばせることができます。ですからNIFTYのフォ ーラムも5。また空間はそれ自体は何もない以上動きませんから不動の極致。 つまり5は不動です。不動であるがゆえに全体は統括された形に見えます。揺 れ動いていたら形は分からず、結果的に空間は形成されていないのと同じです。 ですから5は統括の数でもあります。そして統括される故に発展があるのです。 大いなるトートロジー。

古い形式の日本のお墓には五輪塔型のものがあります。これは仏教の五大を表 したもので、下から地・水・火・風・空を表現する四角・円・三角・半円・如 意宝珠の形の石を積み上げ、五大を表す梵字:ア・バ・ラ・カ・キャを下から 順に刻みます。この五字はまた発心・修行・菩提・涅槃・方便を表し、死者が 成仏し、自分たちの守護霊となってくれるように願う形になっています。

中国の五行でも四方をとりまく東の木・南の火・西の金・北の水に対して五番 目の元素は中央の土です。ここは人々が展開する場になっています。

なお、この5という数字と物部系統の神、黄泉(よみ)による封印などについ て、FARIONのMES 8 でSOUNDさんが非常に興味深い分析をしています。

そのSOUNDさんの分析を見ていますと5という数字と素戔嗚神(すさのおのか み)にも連関が走りそうな感じなのですが、この素戔嗚が霊界の王であるのに 対して、西洋の神秘学では五芒星は明けの明星の象徴であり、故に消え行く夜 を表していて、去りゆく魂の象徴でもあります。東西の神秘学を比較していく と色々と面白いことがある。

ところで5という数字は古代より黄金分割に関連する数として知られていまし た。黄金分割は線分を 1: (1+√5)/2(約1.6) に分割するものであり、また縦 と横がこの比を持つ長方形を黄金長方形といいます。これは人間がもっとも美し く感じる長方形とされており、煙草の箱・名刺・石鹸・タロットなどなど身近な 長方形の多くがこの黄金長方形に準じた比率を使用しています。

この黄金分割は正五角形を描き、その頂点を一つおきに結んでできる正五芒星 の線の交点にも現れます。この正五芒星の線の交点は互いにその線分を黄金分 割しています。この黄金比はエジプトのピラミッドやミロのビーナスなどにも 現れており、古くから親しまれていたことが分かります。日本でも例えば最近 のレポートでは8世紀のものとされる北葛城郡当麻町・加守寺跡の六角堂に黄 金比1:1.618が使用されていたそうです。

自然界でもオウム貝の殻の渦巻きにこの比率が現れています。この「オウム」 といえば、この黄金比を作り出す√5の値を私たちは2.2360679「富士山麓オウ ム鳴く」と覚えています。少し出来過ぎという感じのする符合です。

五つあるもの  正多面体  正4面体・正6面体・正8面体・正12面体・正20面体  中国の五行 木火土金水  植物の五友 竹・梅・蘭・菊・蓮  五色    青・赤・黄・白・黒  五玉    蒼玉・赤玉・黄玉・白玉・玄玉  五星    木星・火星・土星・金星・水星  五畜    鶏・羊・馬・牛・豚  五虫    鱗・羽・裸・毛・介  五穀    稲・麦・粟・豆・稗  五感    視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚  五味    甘(あまい)・酸(すっぱい)・苦(にがい)・辛(からい)・咸(しょっぱい)  五徳    温・良・恭・倹・譲  五体    頭・左手・右手・左足・右足 または 頭・首・胸・手・足  五本の指  親指・人差指・中指・薬指・小指  五臓    心臓・肺臓・肝臓・腎臓・脾臓  五経    詩経・書経・易経・春秋・礼記  五大如来  大日如来・阿しゅく如来・宝生如来・阿弥陀如来・不空成就如来  五大明王  不動明王・降三世明王・軍茶利夜叉明王・大威徳明王・金剛夜叉明王  京都の五山 天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺  鎌倉の五山 建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺  阿蘇五岳  高岳・中岳・根子岳・烏帽子岳・杵島岳  富士五湖  山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖  五畿    山城・大和・河内・和泉・摂津  中国地方  鳥取・島根・岡山・広島・山口  五街道   東海道・中山道・甲州街道・日光街道・奥州街道  米国五大湖 オンタリオ・スペリオル・ミシガン・ヒューロン・エリー  五人囃子  謡、笛、小鼓、大鼓(おおつづみ)、太鼓  日本語母音 あ・い・う・え・お  五節句   人日(1.7), 上巳(3.3), 端午(5.5), 七夕(7.7), 重陽(9.9)  五賢帝   ネルヴァ トラヤヌス ハドリアヌス        アントニヌス・ピウス        マルクス・アウレリウス・アントニヌス  日本の旧華族  公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵  サンダーバード 1=スコット, 2=バージル, 3=アラン, 4=ゴードン, 5=ジョン  白波五人男  日本駄右衛門・南郷力丸・忠信利平・赤星重三・弁天小僧  秀吉の五大老 徳川家康・前田利家・毛利輝元・宇喜多秀家・上杉景勝  秀吉の五奉行 浅野長政・前田玄以・石田三成・増田長盛・長束正家  好色五人女  お夏(清十郎),おせん(樽屋),おさん(暦屋),お七(八百屋),おまん(山源)


黄金分割に関して少し補足しておきます。

この黄金比については、やはりこの 1: (1+√5)/2 という説が一番有力なのですが、異説もありますので少し拾っておきます。

1.7321 √3 ......正三角形に現れる比率
1.6180 1:(1+√5)/2 ......正五芒星に現れる比率
1.5708 π/2 ......ブィネケンの比率
1.4142 √2 ......A4,B4などの紙のサイズに使われています

ピタビラスは 1:1.581 という比率を使っていたそうですが、これは何でしょうか。

大阪の御堂筋は道路の幅が44m、建物の高さが31mで設計されており、これは√2の黄金比を使用しています。法隆寺なども√2だそうです。
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