畳の敷き方〜城郭敷き

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畳の敷き方を見て行くと、その中の「メインストリート」とも呼ぶべき敷き方が存在することに気付きます。これはまるで中央の二枚を中心にして外側に城壁を建てるかのように広がっていくので、私は個人的に「城郭のような敷き方だ」と思いました。詳しいことは後述しますが、この敷き方ができる部屋は↓のような畳数の部屋です。(0畳は数列の開始点として入れています)


0畳 ( 0sq)
たぶん、ここが出発点。
0畳というのは、つまり何もありません!全ては無から始まるのです。

1畳 ( 2sq)
何も無かった所に1枚畳が入って、お城ができました。この城はまだ完全に無防備です。


2畳 ( 4sq) ●2×2
お城とその前庭が並んだ形かな。前庭で守備兵と攻撃兵が戦う訳ですね。


3畳 ( 6sq) ●2×3
二畳の横に1枚加わりました。


4畳 ( 8sq) ●2×4
三畳で加わった畳と反対側に1枚加わりました。


このように城郭敷きでは、1列加わると、必ず次は反対側に畳が加わります。城郭でいえば、連郭式ではなく輪郭式で発展していくということなんですね。
連郭式 輪郭式

6畳 (12sq) ●3×4
四畳の下に2枚加わりました。このように城郭式では、左右に加えたら、次は上下に加えて、正方形に近い形で畳が増えて行きます。


8畳 (16sq) ●4×4
六畳と反対側に畳が加わりました。

これで正方形回復(二ノ丸完成!)。要するにこの城郭式の敷き方というのは、偶数×偶数の正方形を作って行くやり方で、その途中に遷移的に奇数×偶数も現れるんですね。巴敷きが奇数×奇数の正方形にしか出現しないのとは対照的です(奇数×奇数に1列だけ加えると半畳の畳が2枚出現してしまう)。

10畳 (20sq) ●4×5
8畳の横に1列2枚を加えて10畳になります。家庭の和室ではたいていこのくらいまでですね。

旅館の和室には10畳の部屋って多いですね。必要な設備を付随させようとすると、10畳くらいないと空間のやりくりがしにくいんですよね。本当に素泊まりのみで、トイレもお風呂も共同なら6畳、更には4畳半でも行けるのですが(旅館は法令により4畳半より小さな部屋は作ってはならない:最低7平米以上と定められている:連れ込み宿規制のためか?)。

12畳 (24sq) ●4×6
10畳と反対側に1列2枚を加えて12畳になりました。


15畳 (30sq) ●5×6
8→10→12と左右に畳を置いたので、今度は下に置いたのが15畳です。15ってハンパに聞こえますが、実はメインストリートの途中なんですよね。


18畳 (36sq) ●6×6
15畳と反対側に1列3枚を敷いて18畳になりました。また正方形(三ノ丸)の完成です。


21畳 (42sq) ●6×7
18畳の横に1列3枚を加えて21畳になります。


24畳 (48sq) ●6×8
21畳と反対側に1列加えて24畳になります。


28畳 (56sq) ●7×8
24畳の下に1列4枚を加えて28畳になります。


32畳 (64sq) ●8×8
28畳と反対側に4枚敷いて32畳。また正方形(与ノ丸)の完成です。


36畳 (72sq) ●8×9
32畳の横に1列4枚を加えて36畳になります。


40畳 (80sq) ●8×10
36畳と反対側に1列4枚加えて40畳になります。


45畳 (90sq) ●9×10
40畳の下に1列5枚を加えて45畳になります。


50畳 (100sq) ●10×10
45畳と反対側に5枚敷いて50畳。また正方形(五ノ丸)の完成です。


畳の敷き方(1)基本
畳の敷き方(半畳〜16畳)
畳の敷き方(16畳半〜32畳)
畳の敷き方〜巴敷きの系列
畳の敷き方〜城郭敷き(傍系)

2019-02-20 writte by Lumi Matuo.
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