木の種類

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葉の形による分類

針葉樹(conifer)
針状の葉を持つ。多くは常緑樹。松・杉など。
広葉樹(broad leaf)
広く平らな葉を持つ。桜のような落葉樹と樫のような常緑樹がある。
※建設と針葉樹

建物を建てる場合、多くの場合針葉樹が使われてきた。これは建築に使用する道具の問題もあった。現代では建築に絶対必須の道具であるノコギリは意外に歴史が新しい。日本で普及したのは室町時代以降であり、奈良・平安時代の頃の建築はノコギリ無しで行われていた。

ではその時、どうやって製材していたのかというと、木目に鉈などを入れて叩いて割るという手法である。そのためには、木目がまっすぐ通っている針葉樹しか使えなかったのである。

今日ではノコギリがあるから、どのような木でも建築材料にすることはできるが、広葉樹は概して重い木が多いので、やはり比較的軽い針葉樹が建材の主流を占めている。また日本人は木目の美しさを尊ぶので、それで針葉樹が愛され続けているのもある。

葉を落とすかどうかによる分類

落葉樹 deciduous tree
温帯地方では冬季に葉を落とす樹木
熱帯地方では乾期に葉を落とす樹木
常緑樹 evergreen tree
年間を通して葉を失わない樹木

背丈による分類

高木
高さ2m以上に成長するもの。特に8m以下はは亜高木という。
低木
成長しても高さ2m程度以内のもの。灌木とも。
根から数本の幹を出すものが多い。

生育気候帯による分類

木は主として生育する気候帯により寒帯樹・温帯樹・熱帯樹に分類できる。
ただし亜熱帯・亜寒帯をその生育地域にするものもあるから、あくまで便宜的なものと考えた方がよい。

いくつかの代表的な木の分類


名称高低気候帯メモ
松(まつ)
pine
針/常亜寒帯〜温帯マツ科
杉(すぎ)針/常高40m〜日本特産スギ科
檜(ひのき)針/常高30〜40日本特産ヒノキ科
ヒバ(あて,
あすなろ)
針/常高10〜30日本特産ヒノキ科。漢字では翌檜
白樺(しらかば)
birch
広/落高20m亜寒帯カバノキ科
桜(さくら)
cherry
広/落温帯バラ科。
梅(うめ)広/落高2〜10温帯バラ科。
杏(あんず)
apricot
広/落亜高5m温帯バラ科。
李(すもも)
plum
広/落亜高4m温帯バラ科。
桃(もも)
peach
広/落亜高3〜4温帯バラ科。
梨(なし)
pear
広/落温帯バラ科。
橘(たちばな)
mandarin
広/落亜高4m日本原産柑橘類。
柿(かき)
persimmon
広/落温帯カキノキ科。
桐(きり)
pawlounia
広/落高10m中国原産ゴマノハグサ科。
桂(かつら)広/落高30m日本特産カツラ科。
楡(にれ)
elm
広/落高30m〜温帯ニレ科。
榎(えのき)広/落高20m温帯ニレ科。
楓(かえで)
maple
広/落温帯カエデ科。
栗(くり)
chestnut,marron
広/落高10〜15温帯ブナ科。
柳(やなぎ)
willow
広/落低〜高温帯ヤナギ科。
樫(かし)
oak
広/常温帯ブナ科。実はドングリ。
椎(しい)
pasania
広/常高25m〜温帯ブナ科。実はシイノミ(acorn)。シイタケの栽培に使う。
椿(つばき)
camellia
広/常高10m温帯ツバキ科
榊(さかき)広/常高10m温帯ツバキ科
楠(くす)
camphor
広/常高30m〜温帯クスノキ科。樟脳を取る。
白檀(びゃくだん)
sandalwood
広/常高10m熱帯ビャクダン科。香料を取る。
黒檀(こくたん)
ebony
広/常高10m熱帯カキノキ科。器具材。
紫檀(したん)
rosewood
広/常高10m熱帯マメ科。器具材。珍重。

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(2001.2.16)
(2020.8.25 フォーマット修正・一部加筆)

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