植林

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植樹と植林

木を植えることを植樹(しょくじゅ tree planting)といい、林を作るためにたくさん木を植えることを植林(しょくりん afforestation)と言う。

植樹は、学校の卒業生が卒業記念に植えたり、天皇陛下などが訪問先で記念に植えたり、などといった何かの記念に行われることが多い。植林は、将来の木材資源を確保し、同時にその築の保水機能を高めて水害を防ぐなどの効果も期待して行われる。

挿し木と実生苗

植林には、挿し木方式と、実生苗(みしょうなえ)方式がある。既にある木の枝などを取って植えるのが挿し木で、種を植えて苗を育てたものが実生苗である。

挿し木の場合は、植えられた木は元の木のクローンになるので、優秀な木の枝から取った木は全て優秀な木に育つ。それでクローンは優秀な木をたくさん生み出す方法として有効である。実生苗の場合は、優秀な木の種であっても、どうしても出来・不出来が発生するので、植えてみてから10年・20年経ってみないと品質が分からない。定期的に見極めて間引きなどの処理が必要である。

しかしクローンは病気にやられた場合、全滅しやすい。実生苗は各々の個体差があるから、一部がやられても全てに及ぶことはない。また、実生苗は地下にまっすぐ伸びる直根ができるのに対して、挿し木にはそのような丈夫な根ができない。そのため、傾斜地などでは、自重を支えきれなくなり倒れたりする場合もあるし、土砂災害などを防ぐ力も弱い。

つまり、挿し木と実生苗には各々メリット・デメリットがある。

一般に九州では挿し木による植林が多く、本州では実生苗による植林が多いといわれる。

実生苗の植林

木の種は最初にコンテナと呼ばれる、細長い円錐形の傘立てのようなものがずらっと多数並んでいるような容器に撒く。こうしないと隣同士の苗の根が絡み合ってしまうからである。

それで育った苗を、苗場あるいは苗畑と呼ばれるところに、充分な間隔を空けて植え、そこである程度の大きさになるまで育てる。充分育った所で、それを実際の山に植えていく。

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(2020.8.25)

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