20061201.発端


私は2005年の秋頃から急速な視力の低下を感じていました。その頃、私は運転
免許を取りに行こうと思っていたので、メガネ作らなきゃと思い、メガネ屋さん
に行って度を確認してもらったのですが、店員さんが「メガネ必要無いですよ」
と言いました。

その頃、私は書店などで本を探す時に、本棚にぐっと目を近づけなければ背表紙
に書かれている字が見えないし、そのあたりにどういうジャンルの本があると
書かれた吊り看板なども全く見えない状態になっていて、本屋さんで本を探すのが
ひじょうに困難になっていたので、私はてっきりひどい近視になっていると思った
のですが、メガネ屋の店員さんは「少し軽い遠視が入ってますけどね」と言いました。

後で思うと、この時期というのはもともと軽い近視があった所に遠視が入りはじ
めて、結果的にプラスマイナス・ゼロに近い状態になっていたのではないかと
いう気がします。

しかし結局私は2006年の6月に、裸眼のまま運転免許を取ることができました。
異変が起きたのは、免許を取ってまだ間もない8月でした。私は運転していて
「あれ?フロントガラスが曇ってる」と思いました。これ、どこかに駐めて
ちゃんと拭かなきゃなどと思っていたのですが、これが実はフロントガラスが
曇っていたのではなく、自分の目が曇っていたのでした。

ちょうどその頃「日本の女神占い」という企画ができて、10月の中旬、私は
そのサービスを提供するIPさんと打ち合わせするのに九州まで行ってきました。
この時はまだ視力は一応ある状態で、実際自宅から100kmほど離れたJRの駅まで
高速道路を通って車で往復しています(JRのパークアンドライド使用)。

その九州出張のほんの一週間後だったのですが、私は自宅から500mほど離れた
所にある公園に車を駐めて車内で占い原稿を書いていました。自宅で書くより
そういう所で書いたほうが集中できるので、よくやっていたのですが、帰ろう
と思った時、自分の目がほとんど見えなくなっていることに気付きました。
そこまで来る時は全然問題無かったのに!

ほんとうはここで誰か知人を呼ぶべきだったと思うのですが、私は慎重に車を
動かし、時速10km程度の超低速で自宅まで戻りました。そしてその一週間後、
その時書いていた原稿を書き上げた直後、自分が家族の顔さえも見えなくなって
いることを認識しました。

私は大の病院嫌いなので、それでも眼科に行くことに抵抗していたのですが、
家族から言われて、やはりこれは行くしかないかと決断。近辺では評判の、
隣町にある眼科医の所に行きました。

「白内障だと思うのですが」と私が言うと
「ああ、これはみごとに白内障ですね」とお医者さん。

しかし私が一週間前までは車の運転ができていたなどというと、お医者さん
の顔色が変わります。そんなに急激に悪化するなんてのは聞いたこと無いと
いい、大きな病院を紹介され、ちょうどそこに巡回に来ていた金沢医科大学
の眼科の教授の診察を受けました。そして私は即座に強制入院となり、2週間後
と3週間後に、その教授の執刀で片目ずつ白内障で濁った水晶体を除去して、
人工水晶体を入れる手術を受けました。

本来なら白内障の手術は何ヶ月か待たされることが多いらしいのですが、私の
症状の進行があまりにも速いということで合併症が併発しないよう緊急に手術
する必要があるということで、無理矢理予定をねじ込んでくれたのだそうでした。

そうして私は約1ヶ月で失明状態から回復したのですが、失明している間にも
企画が進行していた「日本の女神占い」は早ければ1月にもスタートすること
になっていました。

なお、私はそのサービス開始に間に合わせるため、入院中ずっとパソコンを
使い「女神占い」の原稿を書いていました。

私がパソコンでひたすら原稿を書いているのを見て看護婦さんが
「あれ?見えるんですか?」と訊くので私は
「いえ。全然見えません。これが本当のブラインドタッチです」
などと笑って答えていました。

本当は11月・12月くらいに主だったところの女神様に挨拶まわりをするつもり
だったのですが、ともかくも12月上旬まで入院していましたし、退院後も
激しい飛蚊症に悩まされ、また視力も日替わりどころか朝と昼と晩で変動して
いるような状況で身動きが取れなかったのですが、ともかく年内に代表格で
ある、天照大神(あまてらすおおみかみ)にだけは挨拶して来なければなら
ないと思いました。

そこで12月の中旬、私は無理を押して、伊勢の神宮まで出かけることにした
のです。この時、伊勢に行くのであれば、一緒にその親である、伊邪那美・
伊邪那岐の神(多賀大社)にも挨拶する必要があると思いました。

「お伊勢参らばお多賀へ参れ。お伊勢、お多賀の子でござる」
と江戸時代には言われていたことばです。

知り合いの霊感の強い人に尋ねたところ、多賀大社に寄ってから伊勢の神宮
に行きなさいと言われたので、そのルートで電車で往復してきました。

ということで、次回その時の参拝の様子などをレポートしたいと思います。



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