四人将棋

↑

■駒の置き方

四人将棋は将棋の盤と駒を使って四人で遊ぶゲームです。駒の配置は右の図のようになります。通常の将棋盤は長方形ですが、四人将棋用に正方形の将棋盤も出ています。しかし無ければ普通の将棋盤で構わないでしょう。またこの将棋では飛車と王が4個必要です。要するに通常の駒のセットが2セットないと出来ないのですが、どうしても1セットしかない時は、例えば金→と、銀→桂馬、王→角行、飛車→香車などとして代用する手もあるかと思います。

なお島根県平田市(後述)では、この正方形の将棋盤と四人将棋用の駒のセットを製造販売しているそうです。

■遊び方

(1)プレーヤーは振り駒で勝った順に時計回りに着席し、一番勝った人から順に時計回りに手順を回します。ただし王手が掛かった場合は、この順序を無視して掛けられた人に手順が移ります。そのため、自分の右側の人に王手を掛けると、また次自分が指すことができます。

(2)駒の動かし方は通常の将棋と同じです。自分の向かい側の3段目まで行けば成ることもできます。むろん成らなくても構いません。(歩は最上段に至った場合、必ず成らなければなりません)

(3)自分以外の駒が進路にあればどちら向きであれ、通常の将棋と同様に取ることができます。取った駒は自分の持ち駒となり、自分のプレーしている向きに自由な位置に置いて使うことができます。(歩は最上段には置けません)

■勝負の決め方

(1)通常の将棋と同様、誰かの王将を詰めれば、詰められた人は負けです。負けた人は詰められた王将を裏返してゲームを降ります。この王将(玉裏)は誰も動かせないので障害物として盤上に残ります。

(2)詰められた人の持ち駒は詰めた人の持ち駒になります。詰められた人の王将以外の盤上の駒は詰めた人が自分の手番の時に動かすことができます。この時移動方向は、元々駒が向いている方向であって、自分の本来の方向ではありません。成るのもその方向で見て上三段に入った時です。(但し、その方向の打ち駒はできません。打ち駒は自分の本来の方向に向けてしか行えません)

(3)投了は認められません。必ず詰められるまでプレーします。

(4)2人詰められた時点でゲーム終了です。最初に詰められた人が4位、2番目に詰められた人が3位です。1位と2位は次のようにして決めます。

なお「誰が詰めたか」ですが、Aさんの駒が移動したことによりBさんの駒でCさんに王手がかかり詰んだ場合は、Aさんが詰めたことになります。直接開き王手になったBさんではありません。

■双王手・三王手・両王手

(1)四人将棋では一回の指し手で二人のプレーヤーに同時に王手を掛けることができます。これを双王手といいます。また同時に3人のプレーヤーに王手を掛けられる場合もあります。これを三王手といいます。

(2)両王手とは逆に同時に二人のプレーヤーから王手を掛けられてしまった状態です。(片方は開き王手)

■ダブルス

(1)四人将棋ではダブルスの試合も行われます。この場合向かい合った人同士が味方になります。結果的に敵と味方が一回交替で指せることになります。

(2)ダブルスといえども、各プレーヤーは自分の駒しか動かせません。勝手に向こう側にいる味方の駒を動かしてはいけません。

(3)味方の王に王手を掛けてはいけません。ただし敵のプレーヤーの駒の移動により開き王手になってしまった場合は別です。その時は普通に王手を掛けられたプレーヤーが応手を指します。

(4)味方に危険な筋や敵の狙いなど、ゲームの進行に直接関わることを教え合ってはいけません。

■禁じ手

(1)ニ歩は禁止です。ただし自分が詰めたプレーヤーの歩と自分の歩が同じ筋にあるのは構いません。

(2)最上段や、動けない裏返しの王将の手前に歩を打ってはいけません。

(3)打ち歩詰めも禁止です。つまり歩の打ち込みにより相手を詰めることはできません。

■シングルスにおける心理戦

シングルスの場合、自分の右側にいる人を攻めるのが基本ですが、状況によってはそうとばかりもいえません。4人の中に一人ものすごく強い人がいた場合、全員でその人を攻めるという作戦もありえます。要するにプロレスのバトルロイヤルですね。


■四人将棋の歴史

四人将棋は島根県平田市の市役所で生まれました。1993年に都市開発課の職員が太田満保市長と将棋を指していたがどうしても勝てない。飛車角落としても勝てないというので、3人がかりならどうだ、というので考案されたものとのことです。同年11月2日にルール原案が完成、発表されました。そして同年12月6日に関西将棋会館でプロ棋士がテスト戦を行い、この時、駒の並べ方が現行方式に変更されました。その後、将棋の田中寅彦八段がかなり普及に力を入れています。なお、駒を盤上に置くときの順序だけが太田方式と田中方式で微妙に違うそうです。

四人将棋について詳しいことは下記の四人将棋公式ホームページをご覧下さい。
http://www.koma.ne.jp/4nin-shogi/


↑
(C)copyright ffortune.net 1995-2016 produced by ffortune and Lumi.
お問い合わせはこちらから