軍人将棋

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■ゲームの概要

軍人将棋とは、元帥・大将・中将などと書かれた駒を裏返しに盤上に並べ、両者が激突した場合はその勝敗を審判が判断して負けた駒を盤上から取り去る、というゲームです。駒の種類や枚数、盤のサイズ、終了の仕方などには色々バリエーションがあります。日清日露戦争の頃に登場したものらしく、初期の頃は行軍将棋・軍人あわせなどとも呼んだようです。

盤については次に示すようにタカラの専用ボードなどの8x4方式と将棋盤利用の9x3方式があります。7x3方式というのも見たことがあります。他にもあるかも知れません。

    

■駒の種類

日本軍人将棋連盟( http://tanken.com/gunjin.html )の公式ルールでは駒は25個で次のようになっています。   元帥1 大将1 中将1 少将1 大佐2 中佐2 少佐2 砲兵2 工兵3 
  地雷2 ミサイル2 原爆1 ジェット機2 タンク2 スパイ1 以下に収集できた範囲のバリエーションを書きます。

31枚方式 大将1 中将1 少将2 大佐2 中佐2 少佐2 大尉2 中尉2 少尉2
騎兵2 工兵3 飛行機2 戦車3 地雷3 軍旗1 間者1
21枚方式 皇帝1 元帥1 大将1 中将1 少将1 大佐1 中佐1 少佐1 大尉1 中尉1 少尉1
飛行機1 ミサイル1 タンク2 伏兵2 スパイ1 工兵1 地雷2
15枚方式 元帥1 大将1 中将1 少将1 代将1 大佐1 中佐1 少佐1 大尉1 中尉1 少尉1
憲兵1 飛行機1 原爆1 スパイ1
スパイは間者とも。目の玉マークの駒もよく使う。憲兵はMPとも。タンクは戦車とも。

■駒の進め方

(1)士官・将官の駒は前後左右1マスだけ進むことができる。敵の陣地との間の橋に関してはまっすく進む場合は一度に渡れるが、曲がる場合はいったん真ん中で止めなければならない。
(2)地雷系のコマと軍旗は移動できない。ただし、水爆(原爆)は隣りにミサイルがあれば、それに連動して移動することができる。
(3)工兵・砲兵・スパイ(間者)は一度に縦横好きなだけ進めるが、駒を飛び越えることはできない。
(4)タンク(戦車)・騎兵は通常の1マスの動きに加えて、前が空いていれば2マス前進することができる。ただし、戦車を砲兵と同じ動きとする流儀もある。
(5)飛行機は前後左右に1マス進めるのに加えて、縦方向なら自分の駒・敵の駒を飛び越えて進むこともできる。
(6)ジェット機・ミサイルは任意の場所に移動(攻撃)できる。

■ゲームの終局

これが幾つかのパターンがあります。

駒が少なくなって通常の終局が困難になった場合の特例として、どちらかの少佐以上の駒が全部やられてしまったら負けというのもあります。

■駒の勝ち負け

(1)通常は下記の順列の上位の者が勝ち。
  元帥>大将>中将>少将>代将>飛行機>戦車>
  大佐>中佐>少佐>大尉>中尉>少尉>騎兵>砲兵>工兵

(2)スパイ(間者)は誰にでも負けるが、唯一元帥にだけ勝ち。
(3)憲兵(MP)はそのスパイ対策でスパイと原爆(水爆)に勝てるが他には負け。
(4)地雷系は飛行機系と工兵には負けるが、その他とは相打ち。
(5)伏兵は騎兵・工兵には勝つが、少尉以上とは確率で勝つこともある。コンピュータが審判の時は電子サイコロにより決める(勝つ確率は上位の駒が相手の時ほど低い)が、人間の場合は審判の気分で決めるのが多分正しい(サイコロを振ったりすると伏兵であったことがバレてしまう)。

※軍旗系について

(1)軍旗はその後ろにある駒と同じ強さ。後ろに何も無かったら無条件に負け。
(2)元帥については次の二つの流儀があります。

(3)皇帝は誰にでも負ける。

※同じ駒の場合

同じ駒同士が戦った場合は相打ちとして両方の駒が盤外に取り外される。

※勝負の特例

(1)ミサイルは落ちた場所及びその縦横合計5マスの敵と戦える。但しその中にミサイルが合ったら単に相打ちして終わり。
(2)原爆(水爆)付きのミサイルは落ちた場所及びその周り合計9マスの敵と戦える。但しその中にミサイルが合ったら単に相打ちしてミサイル・原爆(水爆)ともに盤外に外されて終わり。

■禁じ手

(1)交戦口・本宮に地雷系の駒を置いておいてはいけない。
(2)軍旗は交戦口・本宮・最下行に置いてはいけない。

■審判について

軍人将棋は相手の駒が何かが分からないのが醍醐味である。そこで対戦になった時、勝負をチェックする審判が必要になる。つまりどうしても3人必要なゲームであるのが面倒なところである。

しかしどうしても2人しかいない場合、それぞれの駒をオープンにして勝敗を決する方式もある。これだとその駒が何かということがバレてしまうがそのバレた相手の駒の位置をその後もずっと把握し続けるのは記憶力が必要なことで、あまりそれにとらわれていると自分の作戦が分からなくなってしまったりすることもある。

駒をオープンにせずに各々「自己申告」して勝敗を決する流儀もある。この場合「ウソが付ける」というのがまた別のゲームの面白さとなる。その代わりウソがばれたらペナルティを受ける。ただし「ウソだろ」と指摘して、それが外れた場合も当然ペナルティとなる。ペナルティとしては相手の駒のどれか好きなものをオープンにした上で盤外に外せるというのが効果的である。

以前ゲームメーカーから勝敗自動判定機能付きの軍人将棋が出たことがあるらしい。一体どうやっていたのだろうか?電子的なチェック??


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