ソルトレーク五輪開幕(2002)

↑

日本時間で2002年2月9日10:00(現地時間8日18:00)ソルトレークオリンピック の開会式が開かれ、16日間にわたる祭典が始まります。(但し開会式に先立っ て9日1時(現地時間8日9:00)ジャンプのノーマルヒル予選が行われます)

今回は第19回の冬季オリンピックです。前回は1998年の長野、次回は2006年の イタリアのトリノになります。今回は次のような競技が行われます。

  スキー系 アルペン,クロスカントリー, ジャンプ, ノルディック複合,        フリースタイル, バイアスロン   スケート系 スピード, フィギュア, ショートトラック,        アイスホッケー   ソリ系  ボブスレー, リュージュ, スケルトン   その他  スノーボード, カーリング

今回のオリンピックでは、開催地のアメリカで昨年9月に大規模なテロが起き その余波がまだ終結していない中での大会とあって、アメリカ政府は厳戒態勢 でこのオリンピックに臨んでいます。会期中、ソレトレイクのあるユタ州近辺 は飛行機の航行が禁止され、ここを訪れる人は近隣の州の空港に着陸する飛行 機に乗って、そこから陸路移動することになります。当然選手村や会場は厳し いセキュリティが敷かれており、不測の事態に備えています。

オリンピックとテロというとなんといっても1972年ミュンヘン大会での「黒い 九月」による選手殺害事件の記憶が鮮明です。昨年9月に起きたテロも原因は やはり当時問題になっていたのと同じ場所にあります。そこの問題がきちんと 解決しない限り、世界の平和は訪れないのでしょう。

ソレトレークはユタ州の首都ですが、日本ではモルモン教(正式には末日聖徒 イエスキリスト教会)の本拠地として知っている人が多いと思います。ユタ州 から来た20歳前後の若い宣教師たちが自転車で走り回っている姿は日本のあち らこちらで見ることができます。

モルモン教はジョセフ・スミスが1823年に啓示を受けて創始したものですが、 初期の頃、一夫多妻制を認めていたことから、辞書などには「モルモン教徒」 という項目に、一夫多妻の代名詞といった表記のあるものもありました。聖書 のほかに「モルモン経」という特殊な経典を使用します。みなさんの家の本棚 の隅にも、この書物眠っているかも知れません。

モルモン経を読んだことのある方は、この本がとても面白い記述を含んでいる ことをご存じと思います。古代アメリカにヨーロッパから移住した人々がいた ことを記したこの本は、私も最初読んだ30年前には荒唐無稽に思えたのですが 近年バイキングの軌跡を調べていて、あながち絵空事とも思えない気もしてい ます。

ソレトレークというと、英語の教科書でイナゴの大群の話を読んだことのある 方もおられるのではないかと思います。1848年、アメリカ中部をイナゴの大群 が襲いました。各地で農作物に甚大な被害を出しつつあちこちに移動します。
しかしその大群が、このソルトレークの所に来た時、どこからともなくカモメ の大群がやってきて、この凄まじい数のイナゴを全部食べてくれたのです。

アメリカを救ったこのカモメ達を記念して、ソルトレークシティーのテンプル スクェアにはカモメの祈念碑が建っています。

ソルトレークシティーは、その名の通り巨大な塩水湖のそばにあります。その 面積は常に変動していますが、およそ4600平方キロ。山梨県がちょうど1個 入るほどの大きさです。


(2002-02-08)


↑ Dropped down from 今日は何の日.
(C)copyright ffortune.net 1995-2016 produced by ffortune and Lumi.
お問い合わせはこちらから