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バビロン捕囚(BC598)

BC598年3月16日、新バビロニア(カルデア)のネブカドネザル2世はエルサレムを攻略。ユダ王国のヨアキム王をはじめとする住民たちをバビロンに移住させ、強制労働などに従事させました。これを(第1回)バビロン捕囚(Babylonian captivity)と呼んでいます。

ユダヤ人は出エジプト(BC1230頃)したモーゼら一行の子孫で、BC1200頃から死海西岸の地で暮らしBC1000頃にサウル王が出てヘブライ王国を作ります。サウルの後継者が有名なダビデで、この時代にユダヤ人は大きな繁栄の時代を築きました。しかしダビデの後継者のソロモンは浪費を重ね国は滅亡して南北ふたつに分裂します。そして北部のイスラエル王国は派閥抗争の連続で自然消滅。この国にいた人たちがいわゆる「失われた十支族」です。

一方の南部のユダ王国は細々と継続していたのですが、この時代に新興勢力のバビロニアが大帝国アッシリアをあっけなく滅ぼし、その勢いでユダまで併合してしまいました。

国を失ってしまったユダヤ人たちは、たとえ他国に従属する身となっても自分たちのアイデンティティを守っていこうと団結。この時代に実はユダヤ教というのは、きちんとした形にまとめられていくのです。聖書の編集が始まったのもこの時期です。バベルの塔のモデルはこの当時バビロニアにあった高い塔の残骸であろうという説もあります。その塔はBC2000年頃の旧バビロニア時代に建てられたもので建設当時高さ90mほどあったと推定されています。(ちなみにBC2500頃に建てられたエジプトのクフ王のピラミッドは高さ147m)

なおバビロニアはBC538年にペルシャ帝国により倒され、ユダヤ人たちは帰国を許されますが、サマリア人たちとの共同生活となり、独立を回復するのは約400年後のBC165年です。しかしその国も100年しかもたず、BC63年にへロデ王に滅ぼされてしまいました。キリストやその先駆者であるヨハネなどが登場した時代は、まさに新しい王の登場が望まれていた時代だったのですが、次に実際にユダヤ人たちが国を建設できたのは2000年後の1948年でした。


(2004-03-16)

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