大投資時代の幕開け

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(この記事は2004年に書かれたものです)

経済カタストロフィーの続編として新しいシリーズを始めてみます。あちらでは暗い話が多かったので、こちらは明るい話にしたいと思います。

今証券市場ではバブル期以来の大投資時代がやってこようとしています。これは次の5つの要因が重なっています。

(1)景気が上向いてきて庶民の懐が潤い出したのに預金金利が異常に低い。
(2)来年4月のペイオフ解禁を前に富裕層が預金に入れっぱなしにしていた
 資金を投信などに移そうとしている。
(3)金融の自由化で銀行の窓口で投信が買えるようになった。
(4)タンス株券の特定口座への受け入れ期限が今年末に迫っている。
(5)取引手数料の自由化により安価な手数料のネット証券が人気を集めている。

そのひとつひとつについては追って解説していくとして、そこで何が起きているかというと、株式市場に大量の資金が投入され(直接または株式投信を 通して)、市場がひじょうに活性化しているのです。そのためここ10年ほど所有株式の含み損に苦しんでいた企業が再活性化によりその価値が上がって、資産増加により本体の経営状態の好転にも寄与。そこで更に景気回復の後押しをするという良い循環が生まれようとしています。

今政府では2〜3年以内に消費税を上げたいとしているようですが、ここで上げると、またバブル崩壊の二の舞をやりかねません。ここは我慢して後6〜7年くらいは5%のままでやっていった方が良いです。すると景気回復による税収の自然増で、政府の財政も潤うはずなのです。消費税の税率の切り上げは景気がしっかりと堅調になってむしろ加熱しすぎそうな時に、少し冷やす目的を兼ねて実行するのが良いでしょう。

しかしバブル期の頃も『財テク』と称して、みんなが株式投資をやってそれで儲けた人もいますが、大半はかなりの損失を出して、その直後のバブル崩壊でダブルパンチを受けて、とんでもないことになっています。

今でも大手掲示板の株関係の板を眺めていますと、既に何度か株の売買をしておいて「MRFって何ですか?」とか聞く人や「現物株を売ったのに口座残高が増えないのですがどうしてでしょう?」とか、信じ難いほど初歩的な質問をしてくる人たちがいます。

いくらなんでも、そのくらいは勉強してから始めなさい、と言いたくなるのですが、世の中ブームに流されていると、どうしてもこういう人たちが出てくるので、この小さな連載では、そういう人たちが知識の無さからとんでもない失敗をしたりしないように、主として今から投資をやってみようと思っている人たちを対象にして、証券会社などで配布されるパンフレットなどを読む前に予備知識としてこの程度は知っておいて欲しいといった内容を書いてみたいと思っています。

ですからこのシリーズはそもそも初級レベルの投資の仕方の「入門」の更にその以前の「入門の予習」なのです。

(2004-10-09)

Dropped down from daily DANCE.

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