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グレゴリウス暦施行(1582)

1582年ローマ法王グレゴリウス13世は累積していた暦と季節のずれを補正するため、暦法を変更するとともにそれまでの暦のずれ10日を一気に解消して、10月4日の翌日を10月15日にしました。

現在の西暦の原形を作ったのはローマの独裁官ユリウス・カエサル(英語読み:ジュリアス・シーザー,ちなみに彼は皇帝にはなっていない)です。

彼が採用した暦は、平年が365日、閏年が366日で、3年平年をした後に1年閏年を置く、というものでした。ところが彼がまもなく暗殺されてしまったため、その後この規則に誤解が生じ、3年に1度閏年を置いてしまいました。

この誤りに気付いたローマ初代皇帝アウグストゥスはこの誤りを正すため、しばらくの間閏年を省略して暦のずれを調整。結局ユリウス・カエサルが定めた暦(ユリウス暦)はA.D.8年から正しく運用されたことになります。

しかし、ユリウス暦の平均の1年が365.25日であるのに対して、本当の1年は365.2422日ですので128年に1日の割合で季節とずれていきます。そしてグレゴリウス13世の時代には復活祭の日取りを決めるのに重要な日である春分の日が3月11日頃に来るようになってしまいました。

そのため、グレゴリウス13世は、暦を改訂。4で割り切れる年の中で100で割り切れて400で割り切れない年は平年とする、という規則を定めました。これによって1年の平均の長さは345.2425日となり、3000年に1日のずれで済むようになります。

そして、それと合わせて今までの1500年分のずれをいっきに解消するために日付を10日飛ばしたのです。

なお、この新しい暦は当時、宗教改革後のカトリック・プロテスタント対立時期であったため、カトリック国では即採用されましたが、プロテスタント国ではかなり長い間新暦採用に抵抗していました。そのためこのあと数百年間、ヨーロッパでは国によって日付が違うという困った状態が続きます。各国の新暦採用の年次は次の通りです。

1582 イタリア,スペイン,ポーランド,ポルトガル,フランス 1583 ドイツとオランダの旧教徒,オーストリア 1587 ハンガリー 1700 ドイツとオランダの新教徒,デンマーク,ノルウェー 1752 イギリス 1753 スウェーデン,フィンランド 1775 ドイツ 1783 アメリカ 1873 日本 1875 エジプト 1912 中国,アルバニア 1918 ソ連,トルコ 1919 ルーマニア 1924 ギリシャ

上記の中でギリシャは実はグレゴリウス暦ではなく、新ギリシャ暦ともいうべき新しい暦法を採用しています。ただしA.D.2399年まではこの暦はグレゴリウス暦と一致します。


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