ヒマラヤ・ヒマラヤ

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昔一時期こんなのが流行りました。

『ヒマラヤ、ヒマラヤと10回言ってみて』
『ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ、 ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ』

『ヒラヤマ、ヒラヤマと10回言ってみて』
『ヒラヤマ、ヒラヤマ、ヒラヤマ、ヒラヤマ、ヒラヤマ、 ヒラヤマ、ヒラヤマ、ヒラヤマ、ヒラヤマ、ヒラヤマ』

『ヒヤラマ、ヒヤラマと10回言ってみて』
『ヒヤラマ、ヒヤラマ、ヒヤラマ、ヒヤラマ、ヒヤラマ、 ヒヤラマ、ヒヤラマ、ヒヤラマ、ヒヤラマ、ヒヤラマ』

『じゃ、世界で一番高い山は?』
『ヒマラヤ』
『エベレストだよ』

これはプライミングと呼ばれる心理現象です。ヒマラヤとかヒラヤマとか ヒヤラマ(何それ?)と言わせることで、この音韻が頭の中で活性化されてい るので(primed)、普通に考えればひっかかるはずのないところで間違えて しまう。

それに加えて、この場合は微妙に違う「ヒラヤマ」「ヒヤラマ」という音 の連結までプライミングされているので、言われている側は、これは言い 間違えさせようとしていると思い『間違いなくヒマラヤと発音してやる』
と思ってしまうのです。

更にもうひとつ重要な問題は「ヒマラヤ」と「エベレスト」に意味的な 類似性があるため、間違いに気づきにくいという問題があります。

ですから、これが例えば次のようなのはひっかかりにくい。

「ぶった、ぶった、ぶったと10回言ってみて」
「ブッチ、ブッチ、ブッチと10回言ってみて」
「物価、物価、物価と10回言ってみて」
「ゴルゴダの丘で十字架に掛けられた宗教家は?」

キリストとブッダではイメージが離れすぎている。次のだとひっかかる人 もいます。

「ひじ、ひじ、ひじ、と10回言ってみて」
「ヒデ、ヒデ、ヒデ、と10回言ってみて」
「ひげ、ひげ、ひげ、と10回言ってみて」
(指で踵を指して)「ここは?」

膝(ひざ)と踵(かかと)も少し距離が離れすぎです。これが腿(もも)を指せば ひっかかるのですが、それだと、腿のことを膝とも言うぞと言われる可能性 があります。日本語は難しい。

だとしたら、こんなのはひっかかるでしょうか?

「ロンドン、ロンドン、ロンドンと10回言ってみて」
「どんどん、どんどん、どんどんと10回言ってみて」
「はんどん、はんどん、はんどんと10回言ってみて」
「フランスの首都は?」


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