全国66ヶ国お寺巡り99(19)伯耆

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3月11日(木)。朝食後、倉吉駅前を8:43発の三徳山行きバスに乗ります。

降りた所は三徳山三仏寺。役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたという天台 宗の古刹です。標高が高いので、とても寒いです。そして見るからに、とん でもない所に建っています。明らかに修験道の人たちが維持してきたお寺の ようです。

三仏寺の名称は、後に円仁が伽藍を設置した時に、阿弥陀如来・釈迦如来・ 大日如来の三尊像を安置したため、とのことです。付近の三朝温泉は源義朝 の家来がこの三仏寺にお参りしにいく途中に発見したものだそうです。

本堂で仏様にご挨拶した後、寺務所で許可をもらって、奥の院への道に入り ます。ここは生半可な覚悟では入れない場所です。

文殊堂。その上の地蔵堂。さらに登った所にある神社のような納経堂。。。
。。これらは全て重要文化財。そして更に「かなり」険しい道を登ります。
「上ります」ではなく、まさに「登ります」です。基本的にここは登山でも するような気持ちでいた方がいいです。今日は修験道の1日体験コースです。

さて、その険しい道を登った末にやっと見えてきたのは国宝になっている 投入堂(なげいれどう)。絶壁の上に忽然と建っています。ガイドブックに は「建築方法不明」と書いてありますが、それは現代の建築会社に頼んだら 拒絶されるだろう、というだけのこと。厳しい修行を積んだ修験者たちには 関係のないことだったでしょう。修行のために、(文字通り)命賭けで建て たに違いありません。

とにかくすごい所に建っていますので、お堂に近づくことは不可能。ここは 基本的に下から眺めるだけです。中には蔵王権現があって、秘仏だそうです が......秘仏といわなくても誰も見にはいけません(^^)下からお参りさせて もらいます。でも、やはり見事です。

時計を見るともう11時です。本堂のところから1時間以上かかっています。
ゆっくりと休んで、充分に体力が回復するのを待ってから降り始めました。
疲れた足で降りていて怪我でもしてはたまりません。慎重にゆっくりと降り ていきます。途中で若いカップルが昇ってきたのに出会いました。二人とも ウォーキングシューズで女性の方もジーンズです。「すごいとこですね」
「全くですね」と思わず声を掛け合ってすれ違います。

さて、昼すぎには本堂のところまで降りて来ましたが、帰りのバスは15時ま でありません。こういう時はただ待つのみ。汗をかいたのでシャツを交換し てから、用意してきたおにぎりを食べ、バスの時刻まで、何も考えずに山の 景色を見て時を過ごします。


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