インドの歴史

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暑い時は暑い国の話をするのもいいことです。

インドはある意味で民族のルツボともいえます。国内に数百の言語があって インドといえばヒンズー語と思っている人も日本では多いと思うのですが、 パンジャビ語も大きな勢力ですし、他にもいろいろな言語があります。

宗教的にもヒンズー教は大きな勢力ですが、そのほかイスラム教・仏教・ カトリック・シーク教・パールシー(ゾロアスター)教・ジャイナ教・など などはそれぞれ比較的大きな勢力を持っています。

インドの核を作ったのは、BC2500年頃にハラッパ遺跡などを残したインダス 文明をのこした人々ですが、BC2000年頃からアーリア人がイランからインドに かけての地域に展開し、この地域の支配者となります。ただしイランを管理し たグループとインドを管理したグループは対立関係にあったように思われます。

(アーリア人には他に西方のヨーロッパ方面に進出したグループもいたが、 その後の足取りがつかめていない)

このイランのアーリア人が作った宗教がゾロアスター教、インドのアーリア人 が作った宗教がバラモン教です。このふたつは兄弟宗教ということになります。

その後BC4〜5世紀頃に釈迦が登場して仏教を起こし、その頃北インドを統一し たマガダ国に保護されて、北インドの都市部を中心に大きな勢力になります。
そしてこれに刺激を受けたバラモン教でも宗教改革が行われヒンズー教に生ま れ変わりました。結局仏教は7世紀頃にいったんインドからはほぼ消滅します。
その消滅間際のインドから大量に経典を中国に運んで仏教の命脈を保ったのが 「西遊記」でおなじみ玄奘三蔵。現在のインド地方の仏教は南方仏教を残す スリランカを除いてはほとんど、近年になって日本その他の仏教者が入って 新たに起こしたものです。

その後マガダ国はBC4世紀まで続き、そのあと今度は南部でマウリヤ朝が成立。
有名なアショーカ王などが出ます。その後またマガダ国が復興されたり細々と 王朝交替が続いて、次に大きな王朝ができるのはAD4世紀のグプタ朝を待たな ければなりません。有名なチャンドラグプタ1世が立てた王朝です。この王朝 は200年続きました。

そしてその後は1000年ほどいくつもの王朝が出来ては消えていきます。次に インドに強力な政権ができるのはなんと16世紀のムガール帝国。タージマハール などを作った政権です。しかしやがてこの帝国は西方より渡来したイギリス人 たちにじわじわと侵略され、その傀儡化されていきます。そして1857年の セポイの反乱を契機として帝国は廃止され、1858〜1950年の100年間、インド はイギリスの植民地にされていました。

第二次世界大戦後、マハトマ・ガンジーらの活動もあってインドはやっと独立 を回復します。しかしその時宗教に絡む対立から結局、パキスタン・インド・ セイロンの3つに分裂独立することとなり、その後パキスタンからバングラデ シュが分離独立して現在に至っています。

しかしこの分裂独立の際の国境線の引き方についてはインド・パキスタン双方 にかなりの不満が残り、現在でも数多くのテロを産み出す、極めて微妙で複雑 な問題となっています。


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