連詩・連歌・連句

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連詩について 連詩というのは、何人もの人が共同で次から次へ詩を書き、それがきちんと つながっているようにしていく、というお遊びです。

一般に詩の好きな人たちが集まった時に即興でやるものですが、最近では オンラインで時間差のある状態で続いていくこともあります。

連詩のルールは簡単で、例えば1行連詩なら、誰かが例えば

    悲しみの朝、烏は夢のように彼方へと飛び去る

などと書きましたら、それに続くように誰かが

    心をふみにじるような、餌を求める雀の声のシャワー

などと書き、そしたらまた誰かが

    窓が開き、疲れた手がパン屑をまく。飢えた子たちに

などと続けて、といったことを無限に繰り返していく訳です。

速い者勝ち方式でやる場合と、順番を決めてやる場合とがありますが、 むろん速い者勝ちの方が絶対に面白い。折角考えたのに誰かに先を 越された時のくやしさが、うまく続けられた時のうれしさに重なります。

上記の例は1行連詩ですが、2行連詩、3行連詩などというのもやり ます。3行くらいが世界がいろいろ広がって一番面白いようです。

連句について

さて、連句も基本的には連詩と同じようなものです。

ただしその文字数が最初が五七五、次は七七、その次はまた五七五、その又 次は七七、というように続けていって、最後は七七で挙句にします。

   鳥の声指くわえ聞く秋の里    /A    逃げる夕日に追いすがる影    /B    はらはらと落ち行く文に紅一つ  /C    走る稲妻立つ憂い風       /D    囲炉裏端芋焼く声す子ら群れる  /E    母は藁編む父は網なう      /F    ・・・・・・・         ・・    ・・・・・・・         ・・

この場合、まずA(発句)はそれ単独で俳句になっています。
これにB(脇)が付いた状態でひとつの歌になっています。

そしてBとC(第3)でもひとつの歌になっていますがAとCは無関係です。
さらにCとDでも一つの歌になりますが、DとBは無関係です。

ということを繰り返していきます。連句の場合はこの場面転換が劇的で、 各句は2つ前の句と全く異なった世界を歌っていることが求められます。
これは実は連詩の場合も同じです。

なお、本式にはこれに更に、季語の問題とか、同想の歌をテーマごとに この内容なら何句続けるといったことがけっこう細かく決まっています がNIFTYのFPOEMなどでは、そういう細かいことは気にしない、自由連句 が行われています。現代はそれでいいのではないかと思います。

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