怪談物語集

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小泉八雲の作品

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は幾つかの怪談集を出していますが、最も有名なのが「怪談」でしょう。耳無芳一、約束を守った話、人形の墓、などといった物語は子供時代の私を震え上がらせました。

水木しげるの作品

水木しげるは「ゲゲゲの鬼太郎」で有名ですが、「河童の三平」「悪魔君」などの作品も含めて、妖怪たちと人間の交流を描いています。その筆は静かで、妖怪に対する愛着にあふれていて好感が持てます。

「ほんとにあった怖い話」

朝日ソノラマから出ているマンガ雑誌(隔月刊)で同名のコミックスも多数出ています。読者から寄せられた体験談、漫画家や芸能人の体験談もあります。2〜3割程度「ほんもの」が含まれているように思われます。

耳嚢(みみぶくろ)

根岸鎮衛(ヤスモリ)の随筆集。1814年に成立したとされますが、2巻本、5巻本、10巻本が現存しています。基本的には随筆集ですが、奇談の類も多く収録されています。

甲子夜話(かっしやわ)

平戸藩主松浦静山の書いた随筆。全部で278巻の膨大なものですが、1821年11月17日の甲子の夜に起稿したことからこのタイトルが付きました。奇談も多数含まれています。松浦静山は左大臣・源融や鬼退治の渡辺綱の子孫に当たります。

兎園小説(とえんしょうせつ)

「里見八犬伝」でおなじみの滝沢馬琴らが編集した随筆集で、奇談を多く含みます。本編12巻は1825年に成立していますが、その後、外集・別集・拾遺・余録として計9巻が追加で作成されました。

北越奇談(ほくえつきだん)

崑崙橘茂世が収集した随筆集。1811年刊行。

諸国里人談(しょこくりじんだん)

菊岡沾涼が全国から集めた奇談・逸話集。1743年刊行。

雨月物語(うげつものがたり)

上田秋成作の読み本で5巻、9編の怪談が収録されている。1768年に成立し1776年に刊行された。「白峰」、「吉備津の釜」など有名な怪談が含まれている。

伽婢子(おとぎぼうこ)

浅井了意の作品で1666年に刊行されました。13巻で中国の怪奇小説の翻案物を多く含んでいます。了意は京都・大谷派の僧侶で大衆に人気のあったライターです。

今昔物語(こんじゃくものがたり)

12世紀に編集された膨大な物語集で「今は昔」で始まることから、このタイトルがある。インドを舞台にした仏教説話、中国の説話、日本の説話に分かれていて、現存のもので1059個の物語が入っている。基本的には仏教をベースにした報恩物語が多いが、その後の日本の大衆文学の大きなネタ本となったもので、大衆文学の研究者は絶対に1度は通読しておくことが必要である。

日本霊異記(にほんりょういき)

822年頃に成立した日本でも最古の怪奇説話集。古い民話・伝説が当時の新文化である仏教文化の洗礼を受けて変化したての姿を見ることができる。正式には「日本国現報善悪霊異記」。 ↑


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